「セキュリティシステムプレミアム」を実際に体験してみた!
ドアロックをしてセキュリティが動いている状態で純正スマートキーが1つの場合、どういう動きをするか。純正スマートキーを押してアンロックをする。一見するとアンロックした状態だが、1個の純正スマートキーだけではドアは開かない。ステアリング右にある赤いインジケーター(セキュリティ稼働中)が点滅し続ける。
続いて本商品のセキュリティキーと純正スマートキーを持った状態でドアに近づくと通常通り、ドアを開けることができ、ステアリング右のインジケーターが消えて解除され、ブレーキを踏んでエンジンをかけることができる。
つまり2つのキーを同時に持って、いつもの通り、純正スマートキーで操作すれば作動する仕組みだ。ロックは1分経つとイモビライザーが稼働。1分の猶予を設けたのは、もう一度エンジンをかけて動き出すなどを想定したという。ロック自体は純正スマートキーやスマホでも可能だ。
純正スマートキーがのみの場合、電池が切れていた場合を想定して乗り込む場合はどうするか。その時は純正スマートキーのメカニカルキーを使って解錠する。すると、「ピーピー」をアラームが鳴り始める。ブレーキを踏むと、セキュリティキーをインジケーターの部分にあてると、アラーム音が鳴りやむ。
このセルフパサーサイレンは30秒鳴り続け、音量は80dB程度と、社外品の100dBレベルに比べると小さい。追加センサーを装着せず、誤作動が少ない仕様としている。
次に、純正スマートキーしかない場合、エンジンをかけようとするとどうなるか? スタートスイッチを押すと、POWER ONはするがREADY ONせず、インジケーターが点滅し、セキュリティが解除できてないということを知らせる。
この状態でエンジンのスタートスイッチを押すと、「ピーピー」という警告音が鳴る。尚、不正にドアロック解除、エンジン始動された場合、リアルタイムでオーナーに知らせる機能はない。
なお、T-connectサービスのマイカー始動ロックに加え、「Smart Upgrade Switchセキュリティシステム」、「セキュリティシステムプレミアム」を同時装着することで、三重ロックまたは二重ロックによって防盗性は向上するものの、その反面、システム解除には手間がかかる。
ただ、「セキュリティシステムプレミアム」のインジケーターが、ステアリング横と目立たない位置にあることは改善の余地があるかもしれない。盗難防止装置が付いていますというアピールをもっとすべきではと思う。抑止力になるからだ。いずれにしても、性能、価格に応じて2つの純正セキュリティシステムが後付けで選ぶことができる意義は大きい。今後、どこまで車両盗難が減少するのか、見守っていいきたい。
■適合車種と価格。部品代、取り付け費、保証含む
・レクサスLX600全グレード、2022年1月~、22万7370~24万3210円
・レクサスLX700h全グレード、2025年3月~、21万4940~23万780円
・レクサスGX全グレード、2024年6月~、22万7370円
・ランドクルーザー300全グレード、2021年8月~、20万4930円
・ランドクルーザー250全グレード、2024年4月~、20万4930~20万7130円
・アルファード(スペーシャスラウンジを除く)、2023年6月~、19万2500~19万4700円
・ヴェルファイア全グレード、2023年6月~、19万2500~19万4700円
・クラウンクロスオーバー全グレード、2022年7月~、19万2500円
・クラウンセダン全グレード、2023年11月~、19万2500円
・クラウンスポーツ全グレード、2023年10月~、19万4700円
・クラウンエステート全グレード、2024年11月~、19万4700円
・プリウス(Uグレードを除く)、2022年12月~、18万5900~18万8100円



コメント
コメントの使い方