冬の雪道ドライブで必ず押さえておきたいのが「冬用タイヤ規制」と「チェーン規制」の違いだ。名前が似ているため混同しがちだが、内容を誤解すると走行できないどころか違反になる可能性もある。スキーやレジャーでクルマを使う前に、最新ルールを正しく理解しなきゃ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=Morito Kanehara@Adobestock)
【画像ギャラリー】全国に13カ所ある「チェーン規制箇所」はここだ!(5枚)画像ギャラリー冬用タイヤ規制とは? スタッドレスならOKだが注意点も多い
冬用タイヤ規制とは、積雪や凍結が予想される区間で発令される交通規制で、路面の滑り止め対策が必須となる。具体的にはスタッドレスタイヤやスノーフレークマークのあるオールシーズン&オフロードタイヤは走行可。ノーマルタイヤの場合はタイヤチェーンなどの滑り止め装置を装着していなければ通行できない。
高速道路の電光掲示板や標識で表示され、必要な装備がないクルマは最寄りのインターチェンジで降りる必要がある。高速道路だけでなく一般道でも適用される点は、意外と知られていないポイントだ。
他にも注意点がある。スノーフレークマーク付きのオールシーズン&オフロードタイヤは走行可能と書いたが、これらはスタッドレスタイヤとは雪上性能が異なるのだ。
とりわけ凍結路では性能が十分とはいえず、「規制は通ったのだから安心」と考えると思わぬ危険を招くことも。本格的なスノードライブではスタッドレスタイヤの装着が推奨される。
チェーン規制は別物! スタッドレスでも通れないケースがある
一方のチェーン規制は、冬用タイヤ規制とはまったく異なる仕組みである。大雪など異例の積雪時に発令され、タイヤチェーンを装着したクルマだけが通行できる規制だ。最大の注意点は、スタッドレスタイヤを装着していても、とにかくチェーンがなければ通行できないことである。
ただしチェーン規制は、レジャーや物流に大きな影響を与える規制であるため、どこでもむやみに行われるわけではない。対象区間は北陸・甲信越・中国地方の一般道・高速道路13カ所と決まっており、規制が実施されそうな場合は数日前から事前広報も行われる。スノードライブが想定される場合は、まずはこの情報に注意すべきだ。
チェーン規制は全面通行止めを避けつつ、立ち往生や事故を防ぐ目的で導入された制度で、上信越道や中央道、北陸道など雪害リスクの高い区間で設定されている。一般道でも国道112号や138号など、過去に大規模な立ち往生が発生した区間が対象となる。
規制区間の手前では係官が目視でチェーン装着を確認することもあり、未装着の場合は通行不可となる。さらにノーマルタイヤで雪道を走行すると、反則金6000円が科せられるケースもあるため、要注意だ。
冬用タイヤ規制とチェーン規制は似て非なるもの。規制内容と事前情報を正しく把握し、チェーンも含めた万全の装備で、安心して冬の雪道ドライブに出かけたい。
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