■マツダ CX-8 VS ホンダ CR-V
●マツダ CX-8(価格:294万8000~467万600円)
VS
●ホンダ CR-V(価格:348万4800~410万5200円)
CX-8はCX-5のストレッチ仕様で、3列目のシートを追加している。CR-Vもガソリン車には7人乗り仕様を設定した。余裕があるのは全長が長いCX-8で、170cmの人が無理なく座れる。
荷室を含め、広さを実感できるのはCX-8だ。2列目にキャプテンシートを採用するなど、上質感も一歩上をいく。
動力性能、悪路走破性もCX-8に余裕を感じる。ハンドリングは互角の印象だ。ともに平均点の高いSUVだが、周囲の注目度を含め、魅力的と感じるのはCX-8。
➡ CX-8の勝ち!
■マツダ CX-30 VS レクサスUX
●マツダ CX-30(価格:239万2500~371万3600円)
VS
●レクサスUX(価格:397万2222~544万9074円)
マツダの最新クロスオーバーSUVがCX-30だ。UXはレクサスの末っ子SUVである。ボディはUXのほうが大きいが、キャビンが広く、荷室などの使い勝手がいいのはCX-30だ。
実用性を損なうことなく美しくまとめ、質感が高いことも評価したい。
スポーティ度が高く、燃費でも優位に立つのはハイブリッド車を持つUX。だが、CX-30も革新的なSKYACTIV-Xを設定し、走行フィールは軽やか。
使い勝手のよさと買い得感で一歩リードするのはCX-30だろう。
➡ CX-30の勝ち!
■マツダ3(ファストバック) VS トヨタカローラスポーツ
●マツダ マツダ3(ファストバック)(価格:222万1389~368万8463円)
VS
●トヨタ カローラスポーツ(価格:216万9200~282万4800円)
カローラスポーツは海外向けと同じ強靭なボディを採用し、プラットフォームも新世代のTNGAだ。4輪独立懸架を採用したこともあり、リニアなハンドリングを実現している。最新モデルは上質な乗り味も手に入れた。
マツダ3も力作だ。走りはスポーティだが、乗り心地などにしなやかさを感じ取れないのが残念。また、デザイン重視のため、キャビンは平凡な広さだし、使い勝手も今一歩。エンジンもハイブリッド車を超える魅力は薄いなど、総合的な点数は及ばない。
➡ カローラスポーツの勝ち!
■マツダ6(セダン) VS トヨタカムリ
●マツダ マツダ6(セダン)(価格:289万3000~429万5500円)
VS
●トヨタ カムリ(価格:345万6000~464万8000円)
北米市場で好評なカムリはプラットフォームの出来がよく、セダンとしての基本性能は一級だ。キャビンは後席でも広くて快適だし、トランクも使いやすいように工夫を凝らしている。
マツダ6も負けていない。車名変更を機にボディ構造などを見直し、インテリアも質感を高めた。
エンジンはカムリがハイブリッド、マツダ6はガソリンNAとターボ、ディーゼルを設定する。
燃費のよさはカムリ、パンチ力はマツダ6が一歩リード。僅差で総合性能はカムリが上か!?
➡ カムリの勝ち!
■マツダ ロードスター VS トヨタ86/スバルBRZ
●マツダ ロードスター(価格:260万1500~388万3000円)
VS
●トヨタ トヨタ86(価格:267万1900~348万7000円)
ともに日本が誇る後輪駆動のピュアスポーツだ。主役はステアリングを握るドライバーで、運転するのが楽しい。ロードスターは「人馬一体」の走りにこだわり続け、4代目も意のままに気持ちいい走りを存分に楽しめる。
トヨタ86と兄弟車のBRZもコントローラブルで楽しいが、リニアリティはロードスターがちょっとだけ上をいく。
両車とも甲乙つけがたい楽しさだが、フルオープンの爽快感と趣味性の強さに加え、緊急自動ブレーキも装備したロードスターに惹かれる。
➡ ロードスターの勝ち!
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