社会に出て学ぶ前に島民の皆さんから教わる
本プロジェクトで私たち学生が行うのは点検整備だけでなく、受付や問診、点検結果説
明も行う。そこで求められるのは、問診の正確性や説明の明瞭性だ。問診に関しては、一級整備士資格の口述試験対策として、問診の授業を直近に実施していたため、そこでの経験や知識を生かすことができた。
だが、お客様を前にして行う問診は初めてなので緊張してしまい、聞くべきところを聞きそびれるなど、いつも通りの実力を発揮することができなかった。
実際、お客様から「スライドドアから異音がする」という訴えがあった際に、左右どちらのドアなのか、その時の路面や走行状態はどうだったのかなどの肝心なことが聞けていなかったために、原因と思われる箇所の特定に時間がかかってしまったことがあった。問診の精度を上げるのが私にとっての今後の課題だなと痛感した。
また、点検結果説明に関しては、ただ単純に交換をおすすめしますというのではなく、前回交換時から走行距離が何キロ経過しているので交換をおすすめします、といったようになぜ交換しなければならないのかを伝えることを意識した。
これまでの経験、特にオープンキャンパスのインストラクターなどでの経験が強く活かされているなと感じた。ただ、部品の役割や交換しなかった場合に起きる不具合などの説明ができなかったという反省点はあるので、こちらも今後の課題として取り組んでいきたい。
日産自動車大学校では、この活動のほかにもSUPER GTやスーパー耐久での日産メカニックチャレンジをはじめとした、多くの課外活動に参加できる機会がたくさんある。Dr.Kプロジェクトに参加したメンバーの中には、それらに積極的に参加している学生もいれば、今回が初めての課外活動への参加だという学生もいる。
つまり、「お客様のクルマを点検してみたい」「八丈島で走るクルマを見てみたい」「八丈島に行ってみたい」、といった思いがあればどんな人でも参加できるのだ。
お客様の目の前でお客様のクルマを点検するという、普段の実習とは全く異なる環境下であるだけに、うまく点検できるだろうか、しっかりと点検結果を伝えられるだろうかという不安感や緊張感はあるかもしれない。
実際に、私も点検前まではそうした気持ちが大きかった。しかし、活動が終わるころには、もっと点検したい、もっとお客様応対をしてみたいといった気持ちへと変わっていた。
そして、このプロジェクトを通して得られる経験は一生モノ。ディーラーに就職しても、メーカーやサプライヤーに就職しても、どんな職場でも必ず通用するモノが得られるはずだ。日産自動車大学校に入学を検討している皆さんも、入学して参加できる機会はあると思うのでぜひ参加してほしい。
【画像ギャラリー】地道な活動で広がる「整備の輪」 学生たちが挑む離島でのチャレンジ(7枚)画像ギャラリー









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