ワイパー、ウォッシャーの機能をチェック
梅雨への準備としてワイパー回りのチェックもしておくべきだろう。ウォッシャーを作動させてワイパーの拭き取り具合を確認する。
ウォッシャー液がキチンとした位置に噴射されない時にはノズルの調整が必要だ。ワイパーの拭きムラがあれば、そろそろワイパーブレードの交換時期ということになる。
ヘッドライトの曇りや灯火類の点検
ウインカーやストップランプ、スモールランプのバルブ交換もディーラーやガソリンスタンドでやってもらうと結構な工賃がかかるが、通常はそれほど交換作業は難しくない。
テールランプは内装を剥がす必要があるクルマも多くちょっと面倒だが、取り扱い説明書で確認して交換作業に挑戦してみるのもいい。
ヘッドライトは片方でもタマ切れすれば夜間走行で危険性が高まるから、切れたらスグに交換したい。
ハロゲンバルブの交換はボンネットを開けて、エンジンルームからアクセスすればそれほど難しくない場合がほとんどだ。HIDやLEDにグレードアップできるアフター品も出回っている。
HIDヘッドランプでもバーナーが寿命を迎えるケースもあるし、安いHIDキットではバラストが不具合を起こしているケースもある。
LEDバルブに交換すると、バラストなどは不要になるが冷却ファンなどの出っ張りで純正のヘッドライトユニットが密閉できなければ、防水性などに支障が出てくるので注意したい。
ヘッドライトの樹脂製レンズは紫外線による劣化で黄ばみや曇ってしまうと、明かりが散って夜間走行時に危険なだけでなく、見た目の印象も悪い。
専用のケミカルで磨いてやると劣化した部分を取り除けるが、仕上げに紫外線をブロックするコーティングを施さないと数カ月で元通りになってしまう。
プロの作業は当然、そこまで含まれている。UV吸収剤の入ったカーワックスなどでも効果があるので、仕上げを怠らないことだ。
走行して確認することも点検作業だ
なかにはボンネットを1回も開けたことがないという人もいるかもしれない。そんな人はステイホーム中にボンネットを開けて見ることをお薦めする。
もちろん、走って異音がないか点検することも大事だ。陸橋の側道など、クルマのすぐ横にコンクリートの壁があるような状況で、運転席側の窓を開けて走ることで、普段は聞こえないトラブルの前兆となる異音も聞き取れることがある。
ブレーキパッドの寿命も知らせるセンサーの共鳴音も、この方法なら良く聞こえるハズだ。
ドライブ先でのちょっとしたトラブルが起こった時にも慌ててJAFを呼んで立ち往生しないように、こういう時にクルマを軽く点検してコンディションをチェックするとともに、ヒューズボックスの位置やスペアタイヤへの交換方法なども確認しておくことをお薦めしたい。
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