デビュー時には注目されたものの、以降は存在感が薄れてしまったクルマがある。我々メディアが取り上げないから……というのが理由のひとつなら、ここで再注目しよう! たとえばビッグマイナーチェンジしたスズキ クロスビーに!!
※本稿は2026年3月のものです
文:岡本幸一郎/車両解説:永田恵一/写真:奥隅圭之、スズキ
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
ビッグマイナーチェンジで雰囲気一新!
けっして実力が低いわけじゃないし、売れてないわけでもない。でも、いいクルマなのに、いまひとつ存在感を発揮できていないクルマがいくつかある。そこでそんなクルマたちに目を向けて再評価をしていきたい。ここではスズキ クロスビーを取り上げよう。
2025年10月にビッグマイナーチェンジしたクロスビーは、パッと見で大きなハスラーみたいなデザインだった初期型から、だいぶ雰囲気が変わった。
登場は2017年末で、発売当初しばらくは販売的にはパッとしなかったのに、そのよさがだんだん認知されて売れゆきも上がっていった。ビッグマイナーチェンジ後もけっこう売れているという理由が、実車に触れるとよくわかる。
このクルマ、パッケージングとユーティリティが非常によくできているのだ。前後席とも広さは充分すぎるほどで、リアシートのシートアレンジが秀逸だ。
左右独立して前後スライドとリクライニングができて、一番後ろにすると格上のミニバンもビックリなほど膝前がドーンと広くなる。
それを肩にあるレバーで荷室側からも操作できるのでとても重宝する。前にスライドした時にできるフロアの隙間をふさいでくれるパネルまで付いている。
インテリアが上質になり、シックな色調も選べるようになったのもポイントだが、それに呼応するかのように走りも上質になっている。
新しい1.2Lエンジンは扱いやすくて低燃費。乗り心地もよくなり、ステアリングフィールもスッキリとした印象になった。
もはや見た目も中身もでっかいハスラーという感じではなくなったよね。
大幅改良して人気上昇! イメージ控えめ!?
ソリオなどと共通のプラットフォームを使った、コンパクトクロスオーバー。ハスラーの兄貴分なエクステリアが目を引く。
2025年10月に行われたビッグマイナーチェンジでは、パワトレが1Lターボ+6速ATから、1.2L・NA+CVT(それぞれマイルドハイブリッド)に変更された。
●スズキ クロスビー HYBRID MZ 主要諸元
・全長×全幅×全高:3760×1670×1705mm
・ホイールベース:2435mm
・車両重量:990kg
・エンジン形式:直3 DOHC+モーター
・総排気量:1197cc
・エンジン最高出力:80ps/5700rpm
・エンジン最大トルク:11kgm/4500rpm
・モーター最高出力:3.1ps/1100rpm
・モーター最大トルク:6.1kgm/100rpm
・駆動方式:2WD
・サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム
・ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
・タイヤサイズ:175/60R16
・価格:239万300円



















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