クルマ購入の際、少し気になるのが購入希望のクルマのリセールバリュー。手放す時の価値が知りたければ、新車購入の手段として一般的になった残価設定ローンの残価率を調べれば一目瞭然だ。ランクルやアルファードは大いに納得だけど、セレナってこんなに残価率いいの!? これは衝撃!!!!!
※本稿は2026年3月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
残価率に見るリセールバリュー
リセールバリューとは、クルマを再び販売する時の価値だ。ユーザーがクルマを売る時と、中古車として販売する時の両方に当てはまる。中古車市場で高値の付くクルマなら、ユーザーから買い取る金額も高められる。
リセールバリューの算出は難しいが、残価設定ローンの残価率(車両価格に占める残存価値の割合)が目安になる。基本的に高値で売れるクルマは、残価率も高いからだ。3年後の残価率は一般的には42~48%だが、50%、あるいは60%を超える車種もある。
そこで3年後の残価率が高い車種を表にまとめた。全般的にSUVは残価率が高く、60%を超える車種も豊富だ。
コンパクトカーやセダンは残価率が下がりやすい。例えばコンパクトカーのヤリスは、3年後の残価率が41%だが、SUVのヤリスクロスなら52%に達する。
メーカー別に見ると、トヨタのSUVやミニバンには残価率の高い車種が多い。中古車でも「クルマを買うならトヨタ」と考えるユーザーが多いためだ。
特にSUVのランドクルーザー300は、3年後の残価率が67%に達する。残価設定ローンを利用した場合、単純にいえば、3年間で33%を返済すればすむ。
SUVは人気のカテゴリーだが高価格車も多い。ランドクルーザー300で人気のZXは700万円を超える。RAV4も最も安価なハイブリッドアドベンチャーでも450万円だ。
高価格だから新車を買いにくく、中古車を求めるユーザーが多いため、中古車価格とリセールバリューが高まって残価率を押し上げた。
ミニバンも人気車が多く、セレナは68%、アルファードも67%に達する。ただしセレナの残価率は、人気を考えても高過ぎる。
セレナは売れ筋グレードの価格が370万円を超える利益の多い車種だから、月々の返済額を減らして販売促進を図るため、意図的に残価率を高めた事情もあるだろう。2025年のセレナの登録台数は、ノート(ノートオーラを含む)やルークスと同等だ。
デリカD:5も注目される。発売は2007年で約19年を経過するが、人気が高く3年後の残価率も55%。
ほかのカテゴリーでは、3年後の残価率が60%を超える車種は少ない。軽自動車は人気が高いが、SUVに比べて販売台数も多く、中古車市場の流通台数も豊富だ。希少性は生じにくい。
それでもスーパーハイトワゴンのN-BOXやスペーシアは、3年後の残価率が50%を超える。デリカミニは55%で、ルークスは販売促進の狙いもあって61%だ。高値で売却できる。
スポーツモデルは話題性が高いわりに、残価率はロードスターで59%だ。生産終了後に人気が高騰することはあるが確証は得にくい。フェアレディZは3年後の残価率が45%に留まる。なお、スポーツモデルの3年後の残価率については別記事で取り上げる。







































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