昭和のクルマには愛称やあだ名が勝手に付けられていた。柿の種、ブタケツ、水中眼鏡……。50代以上のおじさんは全問正解!? ここでは、若い世代にも伝えたいクルマのニックネームを楽しみながら紐解く!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産、ホンダ、ベストカーWeb編集部 ほか
2代目日産 シルビア(1975年10月~1979年3月)→ハマグリ
1975年10月に登場した2代目シルビア(S10型)の正式名称は「ニューシルビア」。エクステリアのエンブレムも「NEW Silvia」。ハマグリという名はリアクオーターパネルの形状から付けられた。ハマグリを後ろから見ると、確かに見えないこともないが……。
キャッチコピーは「我が道をゆくシルビア」。直線的な美しいデザインを持つ初代とは対照的に、北米受けを狙った丸目2灯式のヘッドランプや太いリアクォーターピラーにファストバックのスタイリングは日本国内では受け入れられず不人気だった。
デザインも不人気だったが、このモデルの誕生も悲運だった。
2代目シルビアはドイツのNSUアウトウニオン社、ヴァンケル社と契約して1973年に発表する予定だったが、中東戦争による石油ショックの影響により、日産は500ccの2ローターエンジンを搭載したシルビアの発売を断念したという経緯があった。もし日産からロータリーエンジンが発売されていたら……。
初代日産 ブルーバードP310型(1959年8月~1961年8月)→柿の種
車名のブルーバードは、当時日産自動車社長だった川又克二が命名したもので、メーテルリンクの童話「青い鳥」にちなんだもの。当初はスノーバードだったが変更し、ブルーバードの商標も東京の自転車屋が登録していたが譲り受けたという逸話もある。
小型で縦長のテールランプの形状が「柿の種」を思わせるものだったことに由来したものだが、1959年8月から1961年8月まで生産された初期生産モデルがそれにあたる。それ以降のモデルは312型となり、1962年9月のマイナーチェンジでもフロントグリルやテールランプの意匠も変更されている。
日産 ローレルC130系(1972年4月~1977年1月)→ブタケツ、棺桶、ガメラ
ローレルはこの2代目モデルからスカイラインの兄弟車(2代目ローレルの時は4代目スカイライン)となった。どの部分が豚のお尻、ブタケツかというと2ドアハードトップのリア周りのエクステリアデザイン。
この時代はクライスラーやダッジ、キャデラックなどのアメ車のデザインから影響を受けていたが、筆者は今見てもブタケツには見えないのだが……。ちなみにセダンはグリルの模様から、怪獣「ガメラ」からとって「ガメラローレル」と言われた。
「棺桶」は2ドアハードトップのリアシートに座った際の強い閉所感に由来したニックネーム。ローレルはこれ以外にもいろんなあだ名をつけられている。5代目ローレルは仏壇と呼ばれた。
信じられないことだが、現在、2ドアハードトップのSGLは1000万円オーバーで販売されている。凄い時代になったもんだ。




























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