ハイブリッドに一本化したほか、内外装や装備、快適性をブラッシュアップ
今回の一部改良では、パワートレイン構成の見直しが行われ、ガソリンモデルは廃止され、ハイブリッドモデルに一本化されました。これにより、ノア/ヴォクシーは全車が1.8Lハイブリッドシステム搭載車となります。直近の登録台数ではハイブリッド車が8割以上を占めており、今回の一本化は販売実態に沿ったものといえます。
外観では、フロントまわりの意匠変更が実施されています。ノアはヘッドランプのデザインを変更したほか、フロントグリルのメッキモール面積を縮小し、一部をボディ同色塗装に。これによって、従来よりも落ち着いた印象となりました。ヴォクシーも、ブラック加飾のフロントグリルや、切削光輝+ブラック塗装を施した17インチの新ホイールを採用。従来のキャラクターを継承するスタイルとなっています。
また、ノア/ヴォクシーともに、ボディカラーに黒を基調とした「ニュートラルブラック」とグレーをベースにした落ち着いた色調「アーバンロック」が追加したほか、ノアには手ごろな価格帯のS-Xグレードが新たに設定されました。ハイブリッド専用化によるベース価格上昇を考慮した設定と考えられます。
内装では、メーター液晶の大型化が行われました。上級のS-Zグレードでは従来の7インチから12.3インチディスプレイに、S-GグレードおよびノアのS-Xでは従来の4.2インチから7インチメーターへと変更。先進性と視認性が大きく向上しました。
内装各部の仕上げについても変更が行われており、シフトノブやウインドウスイッチまわりをピアノブラック塗装としたほか(ノアのS-Xは除く)、メーターフードを表皮巻き・ステッチ加工とし、インストルメントパネルやドアトリムにもステッチ加工が追加されました(S-Z)。ヴォクシーでは一部にスエード調表皮を採用する(S-Z)など、スポーティーさも表現されています。
装備面では、前後ドライブレコーダーをS-Zでは標準装備、S-G/S-Zではメーカーオプションとして設定したほか、E-Four車にはドライブモードセレクトに「SNOW EXTRAモード」を新たに設定。またワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアをS-Gにも標準装備として追加しました(S-Xはメーカーオプション)。加えて、ショックアブソーバーの減衰力や防音材等の見直しも行われており、乗り心地や車内静粛性の向上も図られています。
価格は、ノアが税込326万1500円~430万9800円、ヴォクシーが税込375万1000円~438万200円。従来のハイブリッド車の価格と比較して、ノアがおよそ7万円、ヴォクシーがおよそ15万円の価格アップとなりました。
盤石の構えをさらに固めた、納得の熟成
今回の一部改良は、現行モデルが築き上げてきた「王道のパッケージ」をより緻密に、より強固に磨き上げたもの。パワートレインのハイブリッド一本化は、市場のニーズを的確に反映した結果であり、装備の拡充や車内快適性、乗り心地の向上は、日常での使い勝手に関わる部分を整える変更。どれも商品としての方向性を揃える内容といえます。
ハイブリッド専用モデルとなったことで価格帯は上昇しましたが、同クラスで最廉価となる日産「セレナ」の「e-POWER X 2WD」(税込329万3400円)よりわずかに安く、価格競争力も維持しています。
「売れているからこそ細かく磨く」というトヨタの底力を感じ取れる今回の改良。今後もその快進撃は続きそうです。
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