乗ればわかる!! 「中古でもいい」じゃなく「中古がいい」価値観が変わる実力車

乗ればわかる!! 「中古でもいい」じゃなく「中古がいい」価値観が変わる実力車

 前オーナーの素性がわからないこともあって「中古車は買わない」という人も一定数いるだろう。でも、ちょっと待って! 中古車はもう売っていない1台が手に入る、当時は高かった1台が安く買える、珍しい1台が手に入るなどメリットも多数。そこで、ここでは「これなら欲しいかも」と思わせてくれる4台を厳選。

文:FK/写真:スズキ、トヨタ、日産、マツダ

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発売当時は700万円超(!)も、今なら100万円以下で買えるトヨタ・初代MIRAI

「中古車嫌い」ですら心が揺らぐ!!  価値観が変わる実力車
水素と酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池を動力源とするMIRAIは、トヨタが培ってきたハイブリッド技術をコアテクノロジーとして応用した1台だ

 たとえ型落ちであろうとも、発売当時は到底手が出ないような価格で売られていた高級車が手頃な値段で購入できるのは中古車の大きな魅力。そういう点で見逃せない1台が、2014年12月に発売された初代MIRAIではないだろうか。

 というのも、初代MIRAIは700万円を超える車両本体価格が設定されていたが、現在の中古車市場においては低年式であれば50~60万円から販売されており、バーゲンプライスといっても過言ではない状況にあるからだ。

 将来の有力なエネルギーである水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、その電力で走行する初代MIRAIは、モビリティの新しい幕開けを告げるクルマとして2014年12月に登場した。

 内燃機関に比べてエネルギー効率が高いトヨタFCスタックや高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術と、ハイブリッド技術を融合した“トヨタフューエルセルシステム”を採用している。

 走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現するとともに、3分程度の水素の充填で十分な走行距離を得られるなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を備えている。

 また、ひと目見てそれとわかるエクステリアデザインは先進性にあふれていて、随所に高輝度シルバー加飾を配することで洗練された空間を創出したインテリアも心地良さが演出されており、所有感を満たしてくれる。

 が、しかし……。MIRAI購入時のネックとなるのが水素ステーションの少なさ。

 日本水素ステーションネットワーク合同会社が発表している全国の水素ステーションの数は2026年2月28日現在で149箇所で、約3万店舗に及ぶガソリンスタンド数や約2万8000拠点に及ぶEV充電スポット数とは比較にならないほど少ない。

 それゆえに、MIRAIの購入を検討する場合は家の近くに水素ステーションがあるかどうかのチェックもお忘れなく!

10年前のクルマとは思えないデザインと充実装備が魅力の2代目フーガ後期モデル

「中古車嫌い」ですら心が揺らぐ!!  価値観が変わる実力車
躍動感のある美しいデザイン、広く快適な室内空間、意のままに操れる爽快な走りを実現する数々の先進技術が高く評価されたフーガ

 初代フーガの“走・美・快”の機能と性能をブラッシュアップし、2009年11月に登場した2代目フーガ。

 多くの新技術が投入された2代目はセールスも好調で、発売後1カ月の受注台数は月販目標の約5倍となる3996台を記録した。

 そんなフーガではV6の2.5リッターと3.7リッターの2種類のエンジンを設定。

 なかでも、333psの最高出力を誇った3.7リッターエンジンはバルブ作動角・リフト量連動可変システムによる鋭いレスポンス・高出力・高トルクによって意のままの加速を実現すると同時に、実用燃費の向上と排出ガスのクリーン化を実現した。

 2010年10月にハイブリッドモデルが登場。

 その際に操舵時のみモーターが作動する電動油圧式電子制御パワーステアリングと、モーターがブレーキシリンダーを直接作動させる倍力装置を採用した電動型制御ブレーキというふたつの世界初の新技術を採用し、“技術の日産”を強く印象づけた。

 そんな2代目において注目したいのが、2015年2月のビッグマイナーチェンジで登場した“後期モデル”だ。

 現行のスカイラインを彷彿とさせるエクステリアは、プレミアムセダンの高級感とスポーティな躍動感を高次元でバランスさせた現代でも通用するデザインに一新。

 また、全方位運転支援システムとして、スカイラインに世界で初めて採用した前方衝突予測警報をはじめ、約60km/hでも衝突回避が可能なエマージェンシーブレーキを採用。

 さらに乗り心地や静粛性も向上させ、プレミアムセダンにふさわしい快適性も実現していた。

 それゆえに、当時の車両本体価格は2.5リッター車が410万4000円~、3.7リッター車が502万4160円~、ハイブリッド車が513万9720円~と“高嶺の花”の存在でもあったが、現在の中古車市場では平均価格が100万円前後とお手頃な価格で推移している。

 走りは一級品、装備も超充実した日産のフラッグシップ高級セダンが100万円前後で狙えるなら、中古車もアリな選択では?

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