ディフェンダー 待望のカタログモデルが販売開始!! 日本での超絶人気のワケ

ランドローバー史上最も強靭なボディを採用

左が90で右が110で、ホイールベースの違いによりかなり見た目の大きさも違う。ホイールベースは90の2587mmに対し110は3022mm

 日本に上陸する新型ディフェンダーは大きく分けて2種類。3ドアショートホイールベースの90(ナインティ)と、ロングホイールベース5ドアの110(ワンテン)で、それぞれ標準/S/SE/HSE/FIRST EDITIONの5グレードが用意されている。

 パワーユニットはすべて4気筒DOHC、2Lガソリンエンジンを搭載し、もちろん4輪駆動だ。出力は300ps、トルクは400Nm。

本国では200ps&240psの2L直4ディーゼルターボ、300psの2L、直4ターボ、400psの3L、直6ターボがあり、日本に導入されるのは300psの2L、直4ターボ

 車体の骨格であるアーキテクチャーは「D7x」と名付けられた新設計の軽量アルミニウムのモノコック構造で、70年以上のランドローバー史上でもっとも頑丈なボディ構造といわれている。

 ディフェンダーはこの新型の前のモデルまでラダーフレーム構造だったので、ねじり剛性などは3倍を確保しているという。その強さが想像できる。

ランドローバー史上最も強靭なボディが与えられたディフェンダー。悪路、オンロードとも高い走破性が自慢だ

どんなSUVにもマネができない贅沢な設定ながら安い!!

 もちろん新型ディフェンダーが凄いのはボディの強度だけではない。

 走りの性能ではあらゆる路面状況でも走破するための、ツインスピードトランスミッション、ロッキングセンターディファレンシャル、アクティブリアロッキングディファレンシャルを装備。

元々3アングルが大きいのに加えて、車高を自在に調整できるため、走破性の高さは強烈。ディフェンダーでオフロードデビューしてみるのもいいかも

 標準高より40mm低い車高から+145mmまでの設定が可能な電子制御エアサス。ドライバーが設定をカスタマイズできるテレインレスポンス2。そのポジションを起動させると最大900mmの渡河水深性能を発揮する。

 もちろん先進運転支援システム(ADAS)を採用。インフォテイメントシステム「Pivi Pro」を初採用するなど、最先端のノウハウを取り入れている。

 ボディタイプは3/5ドアだが、110は5人乗りと7人乗りが選べる。さらにグレードとは別に、4種類のアクセサリーパックも用意されており、選べるアクセサリーは170種類以上になる。

ロングホイールベースで5ドアの110は2列シート5人乗りのほか、3列シート7人乗りをチョイすることができる

 こんなに選択肢の広いSUVはディフェンダーがはじめて。日本車を含め、どんなSUVもマネができない設定といえる。

 3ドアの標準モデルで499万円、最高グレードは5ドアFIRST EDITIONで820万円という価格設定は、バーゲンプライスと言ってよいだろう。

SUVというよりも武骨ゆえ、昔流にクロカンと呼びたくなるディフェンダーだが、安全装備をはじめ、先進運転支援装置なども充実している
※全長、全幅、全高、車重は国交省への届け出数値、ホイールベースは本国仕様

【ラインアップ及びメーカー希望小売価格(消費税込み)】
■DEFENDER 90
・標準:499万円
・S:582万円
・SE:648万円
・HSE:730万円
・FIRST EDITION:739万円

■DEFENDER 110
・標準:589万円
・S:663万円
・SE:732万円
・HSE:812万円
・FIRST EDITION:820万円
※納車開始は2020年秋以降となるのが有力

【画像ギャラリー】SUVよりもクロカンと呼びたくなる世界最強のクルマの筆頭候補のランドローバーディフェンダーの真の強さを見よ!!

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