スペックの高さは一番! 街なかではややウズウズ……トヨタ GRヤリス RZ
●評価
・キビキビ度:★★★★☆
・魅力度:★★★★★
・ユーティリティ:★★★☆☆
・コスパ:★★★☆☆
スポーツモデルとして段違いに素晴らしかったのは、GRヤリス RZだ。
スポーツカーとしての純度は高く、モータースポーツとの親和性も高い。何よりパフォーマンスがピカイチだ。鋭い。伸びる。文句なしに速い。街中なんぞでは言いがかりすらつけられないくらいよく曲がる。
キビキビしてると表現するには腰が据わった感が強いけど、楽しく優れたハンドリングの持ち主であることは保証できる。
ただし、である。さすがに今回の企画趣旨には合ってない。街なかで走らせる限りでは、ここから先がめちゃめちゃいいところなのに! と思わされることばかりなのだ。その先に楽しく気持ちいい世界が待ってることを知っているのに、味わうことのできないジレンマ。申し訳ないけど完全にステージ違いだ。
【限界域への挑戦】GRヤリス2026年モデル
GRヤリスは進化を止めない。2026年3月に発表された2026年モデルは、プロ選定の新開発GRステアリングを初採用。小径化とスイッチ配置の最適化で、ドライブ時の操作性を一層向上させた。
さらに、ブリヂストン製ポテンザRACEを標準装備化。これに対応するべく足回りや電動パワステも再開発している。
厳しい路面で鍛えたフランス車の本気……プジョー 208GT ハイブリッド
●評価
・キビキビ度:★★★★★
・魅力度:★★★★★
・ユーティリティ:★★★★☆
・コスパ:★★★★☆
そして小型スポーツモデルとしてのトータルバランスがいちばん高いと感じられたのが、プジョー 208GT ハイブリッドだった。
しっとり感と度の過ぎないキビキビ感のハーモニーが、まずは気持ちいい。都市部から外に出た丘陵地帯では嫌というほどカーブが続くフランスで鍛えられてきた、特有の足腰。必ずしもヴィヴィッドじゃなくてごく自然な部類なのだけど、気づけば楽しさと気持ちよさを満喫している自分がいる。
MHEVの小さなモーターも街乗りレベルではしっかり効き目を感じさせてくれて、加速も充分に心地よい。配点とは別に今回の中から個人的な一台を選ぶなら、N-ONE RSと悩んだ末、僕はこれを選ぶ。
いや、実際街中で走らせて楽しさを堪能できるクルマはたくさん。アバルト500eなんて、すべてを引っくるめた中のお気に入りベスト5に入っているほど。
もはや完全に“飛ばせない時代”。パワーやスピードに依存しない楽しさを持つクルマ、もっと見直されていいんじゃないかと思う。



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