最大の敵は価格!? 新型エルグランドは高くても売れるのか
ネックなのは価格です。新型エルグランドは、全車e-POWERかつe-4ORCE。エントリーモデルのXグレードでも689万7000円、上級のGグレードは757万9000円です。
プロパイロットはXグレードには非搭載(メーカーセットオプションで24万9700円)で、プロパイロット2.0はGグレードでなければ選択ができず(HUDや自動駐車支援とセットで73万2600円)、Gグレードをベースに充実した仕様に近づけると、登録諸費用込みで900万円がみえてくる価格。商品力を高めた結果とはいえ、かなりの高額車となってしまいます。
熟慮を重ねて、ギリギリ満足のいく仕様に落とし込んで注文した筆者も、見積書を前に「本当に買って大丈夫だろうか……」と何度も考えました。エルグランドを買うというよりも、かつてのシーマのような「フラグシップを買う」感覚に近いものがあります。もうちょっと安くならないものかと、より廉価なFFモデルの可能性を日産関係者に探ってみましたが、現時点ではFFを設定する動きはないようです。
リセールバリューも未知数です。アルファードは国内屈指の人気車種であり、中古車市場でも高い需要を維持していますが、エルグランドは、少なくとも現時点では同じ土俵に立てているとはいいがたい状況です。
ただ、筆者が商談した際には、残価設定ローンの残価率は3年で70%前後、5年で50%程度と、想像していたよりも高い印象を受けました。日産側も新型エルグランドの商品価値に一定の自信を持っていることがうかがえます。
高級ミニバン市場の絶対王者であるアルファードに真正面から挑もうとしている新型エルグランド。アルファードが築き上げた優位性を覆すことは難しくても、どれだけそこに食い込むことができるか。新型エルグランドが市場を再び面白くしてくれる存在になることを期待したいところです。
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