良いクルマはすぐわかるってほんと?
逆に、本当に優れたクルマは短時間でも何かが違うと感じるということだ。馬力でも燃費でもない。機械としての完成度、入力に対する応答品質、人間との対話感覚といった総合的な密度が人間の感性に直接訴えかけてくる。
もし短い試乗の中で、一切のネガティブを感じず、操作するたびに納得感が積み重なるなら、そのクルマはおそらく購入後も裏切らないだろう。逆に、見た目は気に入っていても、思ったよりハンドルが軽い、ブレーキが唐突、段差の処理が雑などと感じたなら、それは自身の感性とクルマが一致していない可能性がある。
半世紀クルマに携わった筆者が考えるのは、クルマ選びは、スペック競争ではなく自分の感覚との対話だということ。だからこそ、可能な限り試乗できるクルマを選び、短い時間の中でも感じ取る力を磨いてほしいと思っている。タイヤが3回転するまでの世界にこそ、その車の本質が見え隠れしている。
【画像ギャラリー】クルマを購入する際チェックするのはドコ!? ドアの開閉や試乗時に現れるスペックだけじゃわからないポイントを写真付きでおさらい!(8枚)画像ギャラリー








コメント
コメントの使い方