二つの世代が残したもの
振り返ってみると、カローラスパシオという一台は、ミニバンというジャンルが多様化し、家族の形に合わせて姿を変えていった時代を象徴する存在だったように思う。
初代は「広さをどう確保するか」という発想を素朴に追求し、2代目は「広さと割り切りのバランス」という、より成熟した答えを提示した。今では街で見かける機会も少なくなったが、コンパクトなボディに知恵を詰め込んだその設計思想は、現代のコンパクトミニバンにも確かに通じるものがある。
カローラスパシオは、まさに20世紀が生んだ最強のユーティリティカーと言えるのではないだろうか。
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