年齢を重ねると、どうしても昔の思い出を美化してしまいがち。もちろんクルマに関するエピソードにもそれはある。今回は、オジサンドライバーがつい語ってしまう昔の武勇伝(?)をピックアップして紹介していこう。
文:長谷川 敦/写真:写真AC、CarWp.com
【画像ギャラリー】オジサンがつい語つちゃいがちなクルマ昔話(11枚)画像ギャラリーお金にまつわる武勇伝
●生活費を切り詰めてクルマを買う
今でもクルマの購入は“大きな買い物”のひとつに数えられ、それが高級新車というのであればなおさら。
もちろん、数十年前でもそれは同様だが、昔のクルマ好きにはちょっとおかしいレベルの人もいて、この頃によくいわれていたフレーズが「三畳間に住んでポルシェに乗る」だ。
これは、どうしてもポルシェ(=高級車)に乗りたいが、経済的に余裕のない人が家賃の安いアパートに住むことによって生活費を節約し、浮いたお金で車体価格が高く維持費もかかるポルシェに乗るというもの。
つまり生活レベルと所有しているクルマのレベルが見合っていないことを揶揄しているのだが、それだけクルマに情熱を注いでいることの証でもあった。
現在はここまでクルマにのめり込む人も減り、クルマ好きだが、生活レベルを落としてまで高級車に乗る必要はない、と考えるドライバーが大半だ。
●高速料金を節約するため、下道だけで遠出した
全国各地を走る高速道路は、移動時間の短縮に大きな効果を発揮しているが、日本における高速道路は基本的に有料だ。
だからお金のないドライバーは、遠くに行くのであっても高速道路を使わずに下道(一般道)を使って移動することも多かった。
当然ながら移動には時間がかかり、肉体的な負担も増えたが、あえて下道で移動することにプライドを持っている変わった人もけっこういた。
現在はコスパ(コストパフォーマンス)よりもタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する風潮もあり、オジサンが若者に向かって「昔は下道で移動した」と自慢気に話しても、かえって引かれる可能性があるので要注意。
余談だが、「下道(したみち)」は正式な用語ではなく一種の慣用表現であり、関西地方では下道ではなく「地道(じみち)」と言うケースもある。
●昔のガソリンは安かった
ガソリンの価格は日々変動していて、円安が進み、世界的な状況によって原油価格が高騰している現在は上昇傾向にある。
ここ最近は政府の補助金もあってレギュラーガソリンが1リッター160~170円程度の価格になっているが、1990年代後半から2000年代前半にかけて1リッター100円以下という時期もあった。
これは現在よりも国際的に円が強く、原油価格も低かったのが理由。
そんな時代にクルマを利用していたオジサンはつい「昔はもっと(ガソリンが)安かった」や「満タンにしても4000円以下だった」とか言ってしまう。
ガソリン代が安かったことは別にオジサンの功績でもなんでもないのだが、なんとなく自慢気味に言ってしまうのはオジサンの性なのだろうか?














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