BEV偏向からの脱出が進み、ふたたびハイブリッドが見直されている昨今。三菱 アウトランダーにも海外では2種のハイブリッドが存在しているようだが、日本で登場するとしたら、日産のe-POWER&e-4ORCE採用もありえない話ではない!?
※本稿は2026年5月のものです
文:角田伸幸/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年6月26日号
日産のe-POWER搭載? 三菱が国内でHV販売のウワサ
電動化への移行を見越して、日本ではプラグインハイブリッドに注力してきた三菱自動車。そんな同社が2028年からハイブリッドモデルを生産&販売すると報じられている。
確かに日本市場では当面ハイブリッドの人気が続きそう。一方、三菱の頼みの綱であるアウトランダーPHEVは600万円を超す高級車であり、これ一本で今後の日本市場は支えきれない。ハイブリッドモデルの投入は必須ともいえるわけだ。
で、現時点で三菱のハイブリッドにはふたつの流れがある。ひとつは東南アジアのエクスフォースなどが積む1.6L自然吸気ストロングハイブリッド。もうひとつが、北米アウトランダーが積む1.5Lターボマイルドハイブリッドだ。
しかし前者はFF専用であるため、三菱のタフなイメージを考えると日本市場では受け入れられづらい。後者もマイルドハイブリッドであるため、燃費面では不利になる。つまり東南アジアと北米という、ふたつの流れはあるものの、どちらもそのまま日本の本命とは言い切れないのだ。
そこで浮上する3番目の選択肢が、日産のe-POWER&e-4ORCEを移植する可能性。アライアンスを考えれば、技術的にも商品力的にも筋は通る。
三菱のハイブリッド開発はアウトランダーとRVRを軸に進むとのことだが、日産 エクストレイルの走りを考えれば相性は悪くないはず。PHEVほど高くなく、ガソリン車より電動感がある“ちょうどいい三菱”が生まれるかもしれない。
ややもすれば出遅れた感もある三菱のハイブリッド戦略。だが、面白い方向に展開する可能性も、実は含んでいそうだ。これからの動きを注視したい。
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