「伝説の名車」として語り継がれるAE86。そのAE86の再来と噂されたのが、ここでご紹介するトヨタ アルテッツァだ。結果的にAE86とは異なる性格ではあったが、そのDNAはレクサス ISの中に「別の伝説」として受け継がれている!!
※本稿は2026年6月のものです
文:木内一行/写真:トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
期待に応えられなかった「ハチロクの再来」
生産終了から40年近く経つが、今でも高い人気を誇るAE86型。そして1998年。発売前から「ハチロクの再来」と、前評判が高かったのがアルテッツァだ。
そう呼ばれたのは、そのパッケージングから。4ドアセダンだがボディは比較的コンパクトで、フロントにスポーツエンジンを搭載して後輪を駆動するFRレイアウト。「ハチロクの再来」と呼ばれたのも必然だった。
ところが、いざフタを開けてみるとハチロクとはかけ離れたもの。一番の違いは重さ。1300kg台という車重は今でこそ軽く感じるが、1t前後のハチロクとは大違い。
スポーツグレードのRS系は210psを発揮するものの、それ以上に車重増による軽快感低下のほうが大きかったのだ。
海外ではレクサス ISとして発売されたこともあり、国内ではやや中途半端なキャラになってしまったことも悔やまれる。今さらだが、スポーツセダンやプレミアムセダンなど、もっとキャラが明確だったら販売結果は違ったのかもしれない。
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