2026年1月に大幅改良された三菱デリカD:5は、S-AWCとともにECO、NORMAL、GRAVEL、SNOWの4つのドライブモードを採用した。いかにも雪道や悪路で活躍しそうな装備だが、実は街乗りや雨の高速道路でも出番がある。どの場面で何を選べばいいのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】大幅増の走行モード!! 新型デリカD:5のキモは走行ダイヤルにあり(5枚)画像ギャラリー普段はNORMAL、燃費を狙うならECO!
もっとも出番が多いのはNORMALだ。路面状況に応じて四輪の駆動力と制動力をコントロールし、走行性能と燃費性能を両立する。乾いた街なかから高速道路、ワインディングまで幅広く対応するため、迷ったらこれを選べばいい。
特に雨の高速道路や横風の強い日、家族と荷物を満載した長距離移動ではNORMALが安心だ。電子制御4WDに加え、左右輪のブレーキを制御するAYCなどを組み合わせたS-AWCが、車線変更やカーブでの姿勢を整えてくれる。
一方、ECOは燃費を優先したいときのモード。前輪駆動の2WDで走り、空調も省エネ運転に切り替えてエンジンの負担を抑える。晴れた日の市街地や流れの穏やかな郊外路など、四輪駆動の力を必要としない場面に向く。
全車4WDのデリカD:5でも、ECOなら普段は前輪だけで効率よく走れるわけだ。ただし雨天や滑りやすい路面では、燃費より安定性を優先してNORMALへ切り替えたい。
砂利と泥はGRAVEL、雪と氷はSNOW!
GRAVELは、砂利道や未舗装路、ぬかるみなどで使うモードだ。後輪への駆動力配分を強め、悪路での走破性やスタックからの脱出性を高める。キャンプ場へ向かう荒れた林道や、雨でぬかるんだ駐車場、砂利の急坂などが得意分野だ。
ただし、名前のとおり悪路向けの設定なので、乾いた舗装路で常用する必要はない。キャンプ場へ着くまではNORMAL、未舗装路へ入ったらGRAVELという使い分けがわかりやすい。
SNOWは雪道や凍結路でのスリップを抑え、操縦安定性を高めるモード。発進時だけでなく、カーブで車体が外側へ膨らみにくいよう制御する。圧雪路や凍結した山道、早朝のアイスバーンなどで頼れる存在だ。
もちろん、SNOWを選べば夏タイヤで雪道を走れるわけではない。冬用タイヤを装着し、十分に速度を落とすことが大前提。S-AWCもドライバーの操作を助ける技術であり、路面の限界を超えて走れる魔法ではない。
各モードはシフトレバー横のダイヤルで走行中にも切り替えられる。基本はNORMAL、晴れた舗装路で燃費を稼ぐならECO、未舗装路はGRAVEL、雪や氷にはSNOW。この4択を覚えておけば、デリカD:5の実力は冬だけでなく365日引き出せるのだ。
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