トヨタbZ4XのGは480万円。一見すると450万円のRAV4アドベンチャーより高いが、国のCEV補助金130万円を差し引けば実質350万円となる。100万円も安くなる計算だ。ではbZ4Xは、RAV4を超えるお買い得SUVになったのか。価格と使い勝手から検証したい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】トヨタの注目SUV新型RAV4とbZ4Xを写真で徹底比較!(16枚)画像ギャラリー補助後350万円!! RAV4より100万円安くなる
現行RAV4のハイブリッドは、アドベンチャーが450万円、Zが490万円。対するbZ4XはGのFWDが480万円、ZのFWDが550万円、Zの4WDが600万円だ。
ここからCEV補助金130万円を差し引くと、bZ4XはGが350万円、ZのFWDが420万円、Zの4WDでも470万円となる。GならRAV4アドベンチャーより100万円安く、上級のZ同士でもbZ4XのFWDが70万円安い。東京都では条件に応じて独自の助成も併用できるため、地域によっては差がさらに広がる。
ただし、130万円は販売店で最初から値引きされる金額ではない。登録と支払いを済ませた後に申請し、交付を受ける仕組みだ。予算や申請期限があり、原則4年間の保有義務も伴うため、短期間で乗り換える人は注意したい。
自宅充電できるならbZ4X、行動範囲ならRAV4
商品力も侮れない。bZ4X Gの一充電走行距離はWLTCモード544km。ZならFWDで746km、4WDで687kmまで走れる。全長4690mm、ホイールベース2850mmという伸びやかなボディで、後席のゆとりも大きい。モーターならではの静かで滑らかな加速も、RAV4にはない魅力だ。
一方、RAV4ハイブリッドは全車E-Fourで、燃費はZが22.5km/L、アドベンチャーが22.9km/L。ガソリンを入れればすぐ出発でき、長距離旅行や充電設備の少ない地域では圧倒的に気楽だ。最低地上高は190~195mm、荷室容量も749Lを確保し、アウトドアSUVとしての万能性では一歩上を行く。
さらにbZ4X GはFWDのみ。駆動方式をそろえて比べるなら、補助後470万円のbZ4X Z 4WDと、450万円のRAV4アドベンチャーが実質的な対決となり、価格差は20万円まで縮まる。
結論は明快だ。自宅で充電でき、通勤や日常移動が中心ならbZ4Xは驚くほどお買い得。充電場所を気にせず遠出したい、雪道やアウトドアで使い倒したいならRAV4が安心だ。130万円の補助金によって、bZ4Xは「高価なBEV」から「条件が合えばRAV4より安いSUV」へ変身したのだ。
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