パンクとは怖さが違う!! タイヤをバーストへ追い込む8つのNG習慣

パンクとは怖さが違う!! タイヤをバーストへ追い込む8つのNG習慣

 数日前、筆者の知り合いのクルマがバースト! 幸い、他の車や人を巻き込むことはなく、自身もタイヤ損傷だけで済んだようだが、バーストは誰にでも起こり得るトラブル。万が一のトラブルに備えて今できることとは?

文:山口卓也/写真: 写真AC、Adobe Stock

【画像ギャラリー】知らずにタイヤを痛めてない?(6枚)画像ギャラリー

「バースト=パンクの延長」ではない!! 一瞬で命にかかわる重大トラブル

パンクとは怖さが違う!! タイヤをバーストへ追い込む8つのNG習慣
パンクは釘などが刺さって空気が徐々に抜けることが多いが、バーストはタイヤが突然破裂して一気に空気圧を失い、車体の挙動が大きく乱れる危険なトラブルだ

 「バースト」とは、タイヤが突然破裂するトラブル。似たトラブルでタイヤから空気が抜けることを「パンク」と呼ぶが、パンクと大きく異なるのが空気の抜けるスピード。

 パンクは釘や鋭利な異物がタイヤに刺さることなどで起きるが、空気の抜けるスピードは比較的ゆっくり。そのため、ドライバーがパンクに気づいてクルマを停車させるまでには時間的余裕があり、落ち着いてハンドルやブレーキを操作してクルマを停車させられることが多い。

 しかし破裂とともに一瞬で空気が抜けるバーストが発生すると、急激にコントロールを失い、ブレーキやハンドル操作も非常に困難になる。安全に停止すること自体も難しくなる重大トラブルなのだ。

 さらに、バースト後の自身の操作ミスで他車を巻き込んだり、バーストで起こる爆発によってタイヤ片が飛び散り、他のクルマや人を傷つける……なども起こり得る。

 よって、「バーストはパンクの延長ではない重大なトラブル」であることを認識しておくべき。

夏と冬に急増!? バーストを招く意外な原因はこんなにある

 バーストの主な原因は「空気圧不足」や「タイヤの損傷」と言われる。

 空気圧がメーカー指定値よりも少ない状態や損傷した状態である程度走行していると、そもそものタイヤの耐久性は低下している。その結果、タイヤは荷重や衝撃に耐えられずにバーストする可能性が高まる。

⚫︎季節では夏と冬に要注意!

 暑い夏、特に高速道路走行時にバーストは起こりやすい。空気圧不足のまま高速走行を続けるとタイヤは高い路面温度に加えて変形することで摩擦を生み、内部温度は急上昇。内部温度が上がると内圧も上昇し、内圧に耐えられなくなったタイヤはバーストする。

 夏だけでなく実は冬も要注意。タイヤの空気は気温が高くなると圧力が高まるが、気温が低くなると圧力は下がる。この冬の気温低下によってタイヤの空気圧も知らぬ間に低下し、高速走行時にはタイヤは大きく変形してバーストにつながる。特にスタッドレスタイヤへの履き替え直後は要注意!

⚫︎バーストを招く8つの意外なNG習慣とは?

 バーストの主な原因は「空気圧不足」だが、その他の意外な習慣がそもそもの原因であることも多いという。

1.度重なる縁石ヒット

パンクとは怖さが違う!! タイヤをバーストへ追い込む8つのNG習慣
縁石にタイヤをこすったり、強くぶつけたりすることを繰り返すと、側面や内部のコードが損傷することも。そのまま走り続ければ、バーストを招く危険がある(mino21@Adobe Stock)

 タイヤのゴムは紫外線や熱によって劣化するが、縁石などにたびたびタイヤを当ててしまうとヒビ割れが起きたり、内部のコード(繊維やスチール)が損傷することがある。これが原因でバーストすることも。

2.荷重指数を無視したタイヤ装着

 最近ではハイエースやキャラバンなどの貨物車をレジャーに使用する人も多いが、荷物を多く積む貨物車に、必要な荷重指数を満たさない乗用車用タイヤなどを装着すると、バーストにつながることもある。

 タイヤサイズが同じでも、荷重指数や規格が適合しているとは限らないため注意が必要だ。

3.エアバルブも劣化することを知らない……

 タイヤの空気圧を保持するための重要部品がゴム製のエアバルブ。このエアバルブが劣化によってヒビ割れを起こすと空気漏れを起こし、この状態で高速走行することでバーストの可能性も……。

4.タイヤ内部の摩耗や損傷を放置

パンクとは怖さが違う!! タイヤをバーストへ追い込む8つのNG習慣
パンクしたまま少しでも走行すると、外から見えないタイヤ内部のコードまで損傷することがある。修理後もバーストの危険が残るため、専門店で点検を受けたい

 タイヤはヒビ割れなどの外部損傷以外に、パンクしたまま少し走行するだけでも内部のコードが損傷する。パンク修理だけ行っても、内部が損傷したままであればバーストの危険性大。パンク後はタイヤ専門店やショップで必ずチェックを受けること。

5.スローパンクの放置

パンクとは怖さが違う!! タイヤをバーストへ追い込む8つのNG習慣
「スローパンク」は気づきにくい。そのまま高速走行すると、タイヤが大きくたわみ、発熱してバーストにつながる危険がある

 「スローパンク」とは、釘などがタイヤに刺さることで徐々に空気が抜ける現象。「ゆっくりだから……」と、この状態を放置したまま高速走行すればタイヤは大きく変形し、バーストのリスクが高まる。

6.ホイールのサビを放置

 鉄製ホイールが錆びることでホイールのリム部(タイヤと密着する部分)とタイヤの密着性が下がれば空気圧不足を招き、その結果バーストすることも……。

7.ついつい空気を入れ過ぎる

 タイヤの空気圧は自然に抜けることを考慮して低めよりは高めのほうがいいといわれるが、入れ過ぎた状態ではタイヤのセンター部が膨らんで偏摩耗を起こす。偏摩耗が進んだ状態で高速走行すればこれもバーストの危険性が……。

8.人や荷物をたくさん積みがち

パンクとは怖さが違う!! タイヤをバーストへ追い込む8つのNG習慣
荷物を積みっぱなしにしていると、タイヤには常に大きな負荷がかかる。空気圧不足のまま高速走行すれば、タイヤのたわみと発熱が増し、バーストにつながる危険がある

 乗車定員や最大積載量を超えたり、タイヤの負荷能力を上回ったりすると、高速走行中にタイヤが波打つように変形する「スタンディングウェーブ現象」を引き起こしやすく、その結果バーストを起こすことが多い。

【画像ギャラリー】知らずにタイヤを痛めてない?(6枚)画像ギャラリー

次ページは : そのシグナル、見逃すと危険!! バーストの前兆と防ぐための習慣

40秒で完了!グーネット買取のかんたん車査定 ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

次期レイバックはもっとワイルドに!?「ベストカー 9月26日号発売!」

次期レイバックはもっとワイルドに!?「ベストカー 9月26日号発売!」

ベストカー 9.26号 定価 590円 (税込み)  夏の終わりを告げるかのように、朝晩は…

あなたの愛車が高く売れる!

電話が一切こない新査定「マイカースカウト」

個人情報入力なし! 営業電話なし! 平均37.5万円UP!※

※ 買取店からの買取提示額(上限額)の差額平均
(2025年10月)

情報登録完了後、すぐに提示価格が届きます まずはお試しください!

登録後の流れ

登録後の流れ 1 愛車の情報を入力 2 買取店から価格が届く 3 提示価格を確認

提供:carview!