愛車のキズやヘコみに細心の注意を払っていても、第三者からのドアパンチによる被害は防ぎようがない。しかし、その可能性を少しでも下げる方法としてご紹介したいのが、「駐車方法による防御」だ。ぜひとも一度お試しいただきたい!!
※本稿は2026年9月のものです
構成、文:フォッケウルフ/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年10月10日号
【対策1】建物入口から遠くに駐車する
ショッピングセンターや遊園地など、出かけた先の大型駐車場で、建物の入口や受付から遠い駐車スペースを選んで駐車することは、ドアパンチを避けるために非常に有効。
多くのドライバーは、自分や同乗者のためにも「歩く距離を短くしたい」という心理が働き、入口に近いスペースにクルマを停めたがるもの。そのため、入口付近の駐車スペースはどうしてもクルマが密集してしまい、ほぼ確実にクルマが隣同士になってしまう。
そこで逆にその傾向を利用して、入口から距離のあるガラガラのエリアに愛車を停めることで、他人が自車の隣にクルマを停める確率を大幅に下げることができるというわけだ。
ただ、周囲にまったくクルマが止まっていないエリアにも、それなりに注意点はある。例えばショッピングカートを当てられる可能性が高くなるので、カート置き場の近くはなるべく避けたい。
それから、施設から離れることで夜間に周囲が暗くなるような場所だと、車上荒らしの標的になったり、自身の身に危険が迫るリスクが高まる。夜間であれば「照明の下」など、明るく見通しのよい場所を選んだほうがいいだろう。
とまあ、それなりに気をつけるポイントもあるが、それでもこの方法の優位性が相対的に勝つのは間違いない。当然、入口まで歩く距離は増えるが、クルマを愛する人であれば、それくらい何とも思わないハズだ。
【対策2】運転が苦手そうに駐車する
駐車場にクルマを停める人は、クルマに興味のない人もいるし、クルマ好きだっている。クルマが好きな人であれば、相手のクルマにも気を遣うのでドアパンチされる可能性は低くなるだろうが、同乗者によるドアパンチをくらってしまう可能性は充分ある。
そこで、クルマ好きで人のクルマのこともよく見ている人に対して効果的な手段が、わざと運転が下手そうに駐車することだ。
枠内で斜めに停まっていたり、片側に寄りすぎている車両を見ると、相手の「ぶつけられたくない」という心理が働き、隣に停めるのを避けてくれる可能性が高まる。
ただこの方法はリスクも伴う。斜めに停めたり、片側に寄っていると、寄っている側の車両との距離が狭くなる。結果、相手のドアに当たりやすくなってしまう。
また、斜めの状態だと、発車した際に周囲に接触するといった二次災害のリスクも高めてしまうことになる。リスクを伴う手段だが、こんな手法も覚えておいて損はない。
【対策3】風向きをチェックする
クルマのドアは風に煽られやすい。悪気がなくても、強風の日はドアが風で勢いよく開いてしまい、結果的にドアパンチということがある。
そのため、強風の日の駐車時は、風下や風上の位置関係を考えて停めるのが、対策として効果的だ。
車両前方から風が吹いている場合(向かい風状態)、はよいが、逆に車両後方から吹いてくる場合(追い風状態)はドアが風に煽られてドアパンチの危険性が高まる、ということだ。
建物の入口から遠いエリアに停めるのは、ドアパンチ対策として有効と前述したが、風を遮る建物がないぶん強風が吹き抜ける可能性が高くなることは、気に留めておきたい。
傾斜地の駐車場に停める際も、風と同様の気配りを。車両前方が下がっている場合、ドアを開けた際、ドアの自重で全開になるケースがある。なるべく平坦な駐車場を選ぶようにしたい。










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