今のホンダは面白くない!? 経営危機救ったクルマと“HONDA”らしさ失われた訳


ホンダにとって今がまさに「正念場」

新型フィットとホンダの八郷隆弘代表取締役社長。創造的なクルマ作りができるような舵取りができるか、その手腕に注目が集まる

 経営危機のなかで破れかぶれと表現したいような暴れ方をした川本時代が終わり、吉野さんが社長を継いで以降のホンダはいわゆる「サラリーマン化」がゆっくりと進行。

 かつて宗一郎さんが口を酸っぱくして唱えていた「人のマネはするな!」という理念が、直近の業績を優先するなかで形骸化していった観がある。
 
こういう“ゆでガエル”状態を打破するには、ケツに火がつくくらいの危機感が特効薬なのだが、幸いなことに(?)直近のホンダ四輪事業は、利益率の低迷でほんとうに火の車となっている。

 ここで火事場のクソ力を出せるか、あるいはリスク回避でさらなる縮小均衡に陥るか。いまがホンダの正念場だと思います。

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