手頃なサイズの実力派! 消えた国産5ナンバーワゴンの魅力

■今の時代にこそ欲しい走れるスポーツワゴン

●三菱 ランサーワゴン

三菱 ランサーワゴン(1985年-2007年)/全長4,185×1,635×1,420mm
三菱 ランサーワゴン(1985年-2007年)/全長4,185×1,635×1,420mm

 ミラージュと兄弟関係にあるランサーには、ミラージュワゴンのボディをアレンジしたスタイリッシュなステーションワゴンが存在した。

 ラリーで大暴れした初代ランサーにワゴンを設定していたが、今につながるステーションワゴンが登場するのは1985年。その後、ランサーは4ドアセダンだけになり、ワゴンはリベロを名乗って販売を続けた。だが、脇役に甘んじている。

 この地味なイメージを覆したのが2000年5月に登場した6代目ランサーだ。このときから「ランサーセディア」を名乗り、11月にはセディアワゴンを送り出している。

 そして再びランサーと名を戻した2004年にはラリーアートの名を冠したスポーツグレードを送り込む。その尖兵としてワゴンにはTツーリングを設定している。これは直噴のGDIを採用した1.8Lの直列4気筒DOHCエンジンにインタークーラー付きターボを搭載した4WDスポーツワゴンだ。

 これを発展させたランサーエボリューションワゴンは2005年9月にベールを脱ぎ、クリーンヒットを飛ばしている。

 こちらは3ナンバー車だが、5ナンバー枠のなかで最高を狙ったランサーセディアワゴンの素性がよかったから生まれてきた。目立たないが、セディアワゴンが残した功績は大きい。今の時代にこそ欲しい、ミドルクラスのスポーツワゴンだ。

【画像ギャラリー】居住性も抜群! 5ナンバーワゴン本文未掲載写真もチェック

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