ミツオカが送り出すグランエースの最新霊柩車が登場!! 今どき最期の見送りもデラックスに!


■霊柩車でも定価を表示!

 霊柩車自体は、基本的にはオーダー制のため、ワンオフが基本だ。そのため、葬儀業者から車種を指定されるケースも多い。だからこそ定価が示しにくいのが現実だ。

 しかし、光岡自動車では、ベース車と基本的なパッケージを定めることで、定価を表示。業者が検討しやすいように配慮する。これも自動車メーカーとしてのこだわりのひとつだ。

 もちろん、トヨタ『センチュリー』やクライスラー『300』、メルセデスベンツ『Eクラス』ベースなどの高級霊柩車をベースとしたフルオーダー車の架装も行っている。ただメンテナンスやランニングコストの観点から、国産車ベースの霊柩車がほとんどのようだ。またニーズも1000万円クラスの本格的な霊柩車は減少傾向で、価格を抑え、多目的に使える寝台霊柩車の需要が増えているという。

写真は霊柩車のヴェルファイアグランドリムジン。価格は税込で1053万8000円〜。前述の寝台霊柩車、アルファードプレミアムフュージョンは558万8000円〜

■消えゆく宮型霊柩車の事情

 光岡専務に昨今の霊柩車事情を伺うと、昔、葬儀でよく見かけた日本独自の華やかな宮型霊柩車は、現存数は600台以下ではないかという。

 縮小の原因は、単に製造維持コスト高ではなく、火葬場が宮型霊柩車の使用を禁じているケースが多いため。一目で霊柩車とわかる姿が、地域住民に受け入れられず、そのような措置が取られているようなのだ。

 自身も最後はお世話になる霊柩車を嫌うのは、複雑な気持ちにもなるが、日々の生活で人の死を意識しなければならいのも辛いのも確かだ。ただ近年、海外で宮型霊柩車を葬儀に利用するケースも増えており、海の向こうで第2の人生を送る車両もあると聞く。

 新しい時代に合わせた独自の霊柩車を世に送り出しているのは、少ないがこだわりの強い顧客を相手にしてきた光岡自動車の乗用車開発のノウハウも反映されているのだろう。霊柩車の車両の在り方や簡素化が進むことは、人生最後の舞台となる葬儀の在り方に時代の変化を間接的に感じさせるものでもあった。

【画像ギャラリー】最期のお見送りもこだわりたい!光岡自動車の霊柩車たち

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