■EPA燃費の極悪ワースト10!
では、ブランドの縛りを外して、EPA燃費の極悪ワースト10を見てみよう。
■EPA燃費ワーストランキング
1位 ブガッティシロン 3.9km/L
2位 ランボルギーニアヴェンタドールS 4.2km/L
3位 ロールスロイスゴースト 5.1km/L
4位 ダッジチャージャーSRT 5.3km/L
5位 シボレーカマロZL1 5.3km/L
6位 ダッジラム1500TRX4×4 5.4km/L
7位 ランボルギーニウラカンペルフォルマンテ 5.5km/L
8位 アウディRSQ8 5.6km/L
9位 ベントレーコンチネンタルGTコンバーチブル W12 5.6km/L
10位 フェラーリ812スーパーファスト 5.7km/L
ブガッティシロンには乗ったことないが、公道では手も足も出ず、極楽も見えないでしょう。実物すら見たことないし。ロールスロイスは、なぜかファントムが一覧になく、ゴーストが3位に入っております。確かにとろけるようなV12で、乗り心地も異次元だが、お値段も異次元なので、最後にひと花咲かせようにも……。
一方、ビッグアメリカンV8のダッジやシボレーは、ターボではなくスーパーチャージャーで、自然吸気に近いフィーリングがうれしいが、こちらもどうせなら自然吸気がいい。
日本でもディーラーで買えるカマロSSは、OHVの自然吸気、485馬力。いかにもアメリカンマッスルなおおらかなフィーリングがすばらしく、パワーもギリギリ使い切れて、価格は680万円! カマロSSの実燃費は6km/Lくらい。非常にコスパの高い、走って極楽・燃費極悪カーと言える。
もう1台付け加えると、ターボ代表で、アストンマーティンヴァンテージV8を推薦したい。AMGの4L、V8ツインターボをアストンが味付けしており、ターボ車として究極の色気に満ちている。
EPA燃費は9.6km/Lとかなり優秀なのが玉にキズだが、実際にはそんなに走りません。6km/Lくらいなので安心してください。
ということで、走って極楽・燃費極悪の輸入車部門は、
1位 ランボルギーニウラカンペルフォルマンテ
2位 シボレーカマロSS
3位 アストンマーティンヴァンテージV8
とさせていただきます!
■国産車部門NO.1は?
EPA燃費で日本車のワーストを探すと、トップに来るのはレクサスLX570の6.3km/L。WLTCモードだと6.6km/Lで、いずれにせよ日本車の燃費極悪チャンプだ。
しかしこの5.7L、V8エンジン、正直なところただデカいだけで、まったく気持ちいいとは感じない。「重くて頑丈な物体を、鷹揚にゆるゆる動かす快感」にとどまる。
では、国産車で走って極楽・燃費極悪なのはどれか。ベスト3を挙げてみよう(私見です)。ここから燃費の数値はWLTCモードになる。
■1位 レクサスLCコンバーチブル 8.0km/L
5L、V8自然吸気はまさに絶品! とろけるように回りつつ、サウンドジェネレーターによって吸気音が室内に響きわたって、コンサートホールにいるようだ。車両重量が重いぶん、加速が鋭すぎず、ゆったりとその回転フィールを楽しむことができる。
■2位 GT-R 7.8km/L
2020モデルからタービンが改良され、低い回転域からすばらしいアクセルレスポンスが実現した。もちろん高回転域でもレスポンス抜群。とにかく猛烈に気持ちイイ! 2020モデルのGT-Rは別物! もうただ速いだけの戦車じゃない! 快楽製造マシンに変身しました!
■3位 スカイライン400R 10.0km/L
低い回転域から太いトルクを生み出しつつ、高回転域でドーンとパワーが盛り上がるこのフィールは、かつてのドッカンターボを彷彿とさせて涙が出る。
やっぱりターボエンジンが多少ドッカンがないと! コイツには古き良き味わいが生きてるぜ! 405馬力の最高出力も、十分すぎるほどパワフルでちょうどいい。
そのほか、決して燃費極悪ではないけれど、「ハイブリッドなどに比べたらぐんと悪いけど、走れば極楽」という意味で、特にこの2台を推奨させてください。
■マツダロードスターS 16.8km/L
ロードスターはデザインからしてまさに国宝! 実燃費でもヘタすりゃ20km/L近く伸びる。立派なエコカーだよ! これを禁止するって信じられん。
■スイフトスポーツ 17.6km/L
実用性も十分あって、1.4Lターボは実に痛快! とにかく日常域がトルクフルで、普通に走ってるだけで楽しい。6ATでも全然オッケー。スイフトスポーツを国民車に! と本気で思ってます。
このクルマもあと10~15年で新車販売禁止するの!? ありえねぇ……。もう反乱でも起こそうかナ!
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