燃費や経済性を把握したうえでの購入が現代の基本
意外に思われる読者諸兄もおられるかもしれないが、最小排気量の1Lエンジンを搭載したヤリスは、それほど燃費性能は高くない。
エンジンが小さいほうが燃費が良いというイメージがあるが、実際には車体は同一、乗員や積載にも差が無ければ、エンジンパワーが小さい1L車はエンジンに対する負荷が大きく、加速時もアクセル開度が大きく、加速時間が多いことから、1.5Lエンジンよりも燃費が伸びにくいのだ。
これはヴィッツが登場した時からのことで、1L車は1.5L車よりも実燃費が悪いという現象が起きていた。カタログ燃費もWTCLモードとなって、この実態がより明確になったのである。
1Lのエンジンを搭載したヤリスは、1人乗車で荷物も少なく、短時間しか走行しないような使い方が向いているようだ。1Lエンジンではエンジンの稼働時間が少なければ、絶対的な燃料の消費量が少なくて済むこともある。
前述したように、実際にはディーラーの在庫車などで購入時の値引き交渉などが変われば、出費の総額は変わってくる。また省燃費を心がけた走行をするなど、走り方によっても燃費は大きく変わってくる。
今やクルマは、実際の燃費性能やトータルの出費を考えて購入するのが常識だ。さらにLCAなど環境負荷を考え、ハイブリッドやEV、クリーンディーゼルを選ぶ意識の高いドライバーも増えている。そう考えると、やはりヤリスハイブリッドの満足度は相当に高いということはできそうだ。
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コメントの使い方今見積出してもらったら、もうハイブリッドは生産終了ですって!