懐かしのバブル世代!! 国産ラグジュアリークーペの黄金期を振り返る


■ホンダ レジェンドクーペ(2代目モデル)

1985年に登場したホンダ レジェンド。アメリカで大成功を収めたモデルだ

 初代レジェンドは当時のクラウンとセドリック&グロリアをターゲットとした個人オーナー向け高級車として、昭和60年(1985年)に登場した。

 初代レジェンドは、高級車は伝統や信頼といったブランド力が重要なジャンルということもあり、日本での販売は伸び悩んだが、ホンダに対するブランドイメージが高いアメリカでは成功し、昭和62年(1987年)に2.7リッターV6エンジンのみを搭載した2ドアハードトップも追加された。

2代目はレジェンドクーペと名前を変えて登場した。2021年現在ホンダ最後のラグジュアリークーペだ

 2代目モデルは1990年(平成2年)に4ドアセダンがフルモデルチェンジされたのに続き、平成3年(1991年)に車名をレジェンドクーペに変え登場した。

 2代目モデルも初代モデル同様に4ドアのレジェンドを2ドア化したラグジュアリークーペで、3.2リッターV6エンジンをやや特殊な縦置きとしたFFミッドシップレイアウト、運転席に加え助手席エアバックやシートベルトプリテンショナーの標準装備化による高い衝突安全性などが特徴だった。

 レジェンドクーペは4ドアセダンのレジェンドを2ドアクーペに仕立て直したモデルということもあり、ソアラのような2ドアクーペ専用車ほどのインパクトはなく、目立たないまま絶版となり、レジェンドクーペ以来ホンダからラグジュアリークーペは登場していない。

■ユーノス コスモ

ユーノスブランドから登場した4代目コスモ。ユーノスというブランド名がすでにバブルを感じさせる

 初代モデルが世界初のロータリーエンジン搭載の量産車だったコスモは平成2年(1990年)登場の4代目モデルで、当時マツダがユーノスブランドを立ち上げたこともあり、そのフラッグシップとなるラグジュアリークーペとなった。

 ユーノスコスモは世界でただ一社ロータリーエンジンを実用化したマツダの悲願であった3ローターエンジンの搭載(3ローターだけでなく2ローターも設定し、どちらもターボ)を実現した。

 ほかにもジャガーXJSのようにダンパーが一輪に2本付くリアサスペンション、ラグジュアリークーペらしいクラシカルなエクステリアとゴージャスなインテリア、世界初となるカーナビの採用など、バブル期らしい贅を尽くしたクルマだった。

 しかし、特に3ローターターボエンジン搭載のユーノスコスモは「全開加速すると燃料計が下がっているのが見える気がする」といわれることが少なくないほどの極悪な燃費や、ATのみの組み合わせだったこともあり低速トルクの細さによる通常走行時のギクシャク感といった弱点があった。

 それに加え、バブル崩壊もあり販売は低迷。結局平成8年(1996年)に絶版となったが、強いインパクトを残したことは確かだ。

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