■画面サイズ別オススメモデル
●7V型イチ押し
「ストラーダ」SSDカーナビステーション CN-E330D(リンク先)
実勢価格:5万4000円前後
ストラーダブランドのベーシックモデルである「CN-E330D」は同ブランドの持つ優れた基本性能を搭載し低価格で実現したモデルだ。
元々ストラーダはこの価格帯ではこれまでも定期的に商品を発売しており、販売店やユーザーから非常に高い評価を受けている。
前述した機能に関しても3.の地図更新以外は対応。またTVチューナーもワンセグになるが、それでもCDスロットを搭載するなど良い意味で「これで十分」と言える内容だ。
特にVICS-WIDEに関しては同社独自の「スイテルート案内」を搭載。交通状況に変化が生じ、ルート変更を行った場合「新・旧」のルートを同時にディスプレイ上に表示できるのはストラーダの共通機能として高く評価されている。
●8V型イチ押し
「ケンウッド」彩速ナビゲーション「MDV-L308L」(リンク先)
実勢価格:7万5000円前後
ケンウッドブランドのカーナビと言えば「彩速ナビ」。その中で商品面の末尾にある“L”シリーズはエントリーモデルでありながら上位モデル並みの機能を搭載してきた実績がある。
2021年1月に発表されたばかりの「MDV-L308L」は8V型のワイドVGAパネル(光沢)を搭載する新製品だ。
元々彩速ナビは画面操作時のレスポンスの良さや地図画面の発色の良さが魅力。この商品でもそれらはしっかり継承されており、スマホ的なフリック&タッチ操作は本当に軽快。
わざと地図画面をグリグリと何度もスクロールした際、モデルによっては一回ひっかかるようなケースでも彩速ナビは搭載するデュアルコアCPUなどによりスムーズに動作する。
さらに独自のGUIは直感的かつ自分の必要な機能を識別しやすく、画面の階層も浅い。AVとナビの2画面表示機能なども上位モデル並みの機能と言える。
搭載する機能に関しては1.から5.まで対応。3.の地図更新に関してはケンウッドとMapfan(インクリメントP)が運営する「KENWOOD MapFan Club」の1年間無料優待券がもらえるので、これを活用すればお得に更新することが出来る。
またそれ以降も会費は必要となるが(年額3960円)、年2回の地図データ更新を低額で活用することができる。
連携機能としてはドライブレコーダーで実績のあるケンウッドらしく、このクラスでも前後2カメラによる「スマート連携」を実現。前後同時録画はもちろん、あおり運転などに対しても瞬時に後方カメラの画像に切り替えることもできる。つまりナビの大画面上でドラレコの操作ができる点が最大の魅力と言える。
取り付けに関してもトヨタ車などの9インチナビ取り付けスペースを活用する専用エスカッションや純正クラスターパネルによりスッキリ装着ができる。
●9V型イチ押し
「ストラーダ」SDカーナビゲーション「CN-F1D9VD」(リンク先)
既存の2DINスペースに本体ユニットを組み込み、ディスプレイは前面に浮かせるようにする「フローティング構造」を採用することで多くの車種に大画面カーナビを装着可能にした功労者とも言えるのがストラーダの“Fシリーズ”である。
Fシリーズは2016年に発売以降、毎年機能向上なども含め、常に新しい提案を行ってきているが、2020年9月に発表された新モデルの上位2モデル(10V型)には極めて美しい映像表現が可能な「有機EL」を採用、さらにディスプレイ本体も最薄部で4.7mmにするなど大きな進化を遂げている。
一方で大画面は欲しいがそこまでコストはかけられないという人向けに今回オススメしたいのが「CN-F1D9VD」である。
9V型ではあるが、最上位のグループに属する商品ゆえに中身は極めて充実している。
1.~5.までの機能は当然対応、TVも地デジ(フルセグ)を搭載。ストラーダの地デジは高画質だけでなく受信感度が高いのが特徴のひとつだ。
地図更新に関しては上位2機種が3年間無料なのに対し、このモデルはユーザー登録等により2023年12月15日(予定)までの期間内に1回だけ無料で更新ができる。
ナビ機能に関しては同社独自のストラーダチューンの他、新しい地図表示により方面看板をピクト表示に対応されるなどして直感的に進むべき方向が把握しやすくなっている。同様に「安全・安心運転サポート」による速度警告や一時停止などをポップアップ表示と音で知らせる機能なども搭載する。
対応する前後2カメラをナビの大画面上で操作できる使いやすさや専用のETC2.0ユニットの装着による「信号情報活用運転支援システム」などへの対応など、10V型モデルまでの予算は厳しくても大画面カーナビの良さをしっかり使いたいと思っている人には積極的に薦めたいモデルである。
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