■「格好いいけど2ドア?」 アストンマーティンDBX [予想価格:2300万円]
「こいつはけしからん。2ドアモデルのSUVかい? 茶の間で家族団らんもできね〜じゃないか。でもよ、正直格好いいな。赤木圭一郎のような男前じゃね〜かよ」
2モデルめにして褒め言葉が出る江戸っ子だが、アストンマーティンが来年の日本導入を発表したDBXだ。コンセプトモデルはインホイールモーターのEVだが、PHVかも? と噂される。
「なに、電気の魅力でしびれさせようという魂胆か? 大切なのは航続距離よ。あのテスラ以上の700kmをもってきやがれって言ってんだよ、この、すっとこどっこい」
江戸っ子おやじは時にムリな注文を付けたりもする……。
【こんなSUVなのです】
アストンマーティンからもSUVが登場する時代。来年の日本導入が発表されたEV想定モデル。新技術盛りだくさんだが、このスタイルはヤバすぎ。
■マセラティ・レヴァンテ 「ファンの心をくすぐるねぇ」 [996万7000〜1291万8000円]
マセラティファンの心をくすぐるように、’16年に発売されたレヴァンテ。マセラティらしさを失わず、絶妙なタッチでSUVに仕上げている点は心憎いばかり。
「おうよ。ファンの心をもてあそんじゃいけね〜よ。江戸の生娘だって着物の袖を濡らして泣いてるぜ。
それで去年2月にディーゼルモデルが追加され、この先にはV8、3.8Lのハイパフォーマンスモデルも控えているらしいじゃね〜か。価格は2000万円近くかな(汗)。じゃ、あばよ」
もっと言いたそうだったが、歴史とブランド力の重さに言葉を濁す江戸っ子。シャイな一面もある。
【こんなSUVなのです】
アグレッシブなグリルデザインが印象深い、“剛のマセラティ”。3L、V6のガソリンとディーゼルエンジンが用意されている。前者の最高出力/最大トルク:430ps/59.1kgm
■「おとといきやがれ!」 ベントレー・ベンテイガ [1994万〜2739万円]
出ました〜。道を選ばない、金に糸目をつけないベンテイガ。今年1月にV8モデル(最高出力550ps)が追加されたばかりだが、価格が1994万円と「遠慮している」と好印象を与えているそうな。
「その価格でなにが遠慮だよ。おとといきやがれ! でも江戸っ子も意地っ張りだけど、まるでウルスやレヴァンテの走りに対抗するような意地っ張り具合。
俺も意地を張ってこの車内でファミチキ(約180円)を食べたいくらいだよ。でも、あのベントレーがSUVでここまで本気とは。ちょいと気に入ったよ」
と言い残し、ファミリーマート店内へ入る江戸っ子。
【こんなSUVなのです】
ラグジュアリーSUVの王道を走るモデル。2000万円の時計もオプションである(驚き!)。W12、6Lエンジン、最高出力/最大トルク:608ps/91.8kgm
■ジャガーF-PACE 「ほ〜、1000万円切りね」 [648〜982万円]
ここ数年の欧州ブランドがリリースするSUVの波、その一画を占めているのは確かだ。が、価格は1000万円切り。
「安い」とこぼしてしまう担当も、今回相当マヒしている感じ。FタイプのデザインをうまくSUVに仕立てた雰囲気で、イヤミがない……。
「超高額SUVにありがちなコテコテてんこ盛りの内装でもないし、サイズものっぴきならね〜ほどの大きさじゃない。前ページのモデルたちと比較すると市民にも心を開いた雰囲気がするよ」
おや。熱が冷めたんでしょうかと思ったら、“全幅1936mmのコイツで下町の路地裏なんて走れねーよ。もっと体を絞って出直してきな!”とやはり吠えていた(笑)。
【こんなSUVなのです】
ジャガー初の、実用性と効率性を融合させたパフォーマンスSUV。2タイプのエンジンを揃えており、2Lターボは最高出力/最大トルク:250ps/37.2kgm。しなやかに軽快に走る!
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