■燃料電池に秘められた可能性
建設機械も普通の建設工事で使うサイズのパワーショベルが100馬力級ディーゼルを使っている。燃料電池にすることでカーボンフリー化できるだけじゃなく、騒音や排気ガスだってなくなるから嬉しい。
水素さえ配達できるシステムを構築してやれば、街中で工事されてもストレスはなくなるだろう。個人的には一番早く導入して欲しいと思ってます。
はたまた100馬力のディーゼルエンジンといえば、農業で使うトラクターなどのど真ん中サイズ。アタッチメントを付けることですべての農作業が可能。
やはりカーボンフリーになったら燃料電池の出番かと。船舶と同じく電気で稼働させようとすると大量の電池を搭載しなければならないうえ、収穫などに使う農機は稼働率が重要。充電している時間なし!
個人的に「面白いんじゃないでしょうか」と思うのが、集合住宅や病院などの コージェネレーション。水素を都市ガスのように配管で持ってくれば、水素タン ク不要。冷却に使った温排水もお湯として使うことができる。
109馬力(80kW) タイプは、3kW(100V/3000W)契約の集合住宅だと26軒分。中型病院すらカバー可能だ。
■FCモジュールの投入計画は?
FCモジュールの具体的な採用計画は未だ発表されていない。最大にして唯一の 問題が水素供給になると思う。さまざまな法規的な制限を掛けられているため、手頃な価格で実現できる移動式水素ステーションは現時点で存在しない。
軽油やLPガスのように簡単に配送できればいいのだけれど、安全性確保の観点で厳重な扱いを要求されている。
水素を運べなければFCモジュールも役に立てられない。ということで、何より急ぐべきは移動式の水素充填車だと思う。水素を配達できたら、それこそ使い方は自由在位。ディーゼルエンジンや、エンジン発電機と同じように使えます。
もしかすると最初に導入するのは鉄道用車両か? 『キハ28』って180馬力だった。 FCモジュール2個で走ります。
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