2050年カーボンフリーの機運が高まっていることで、最近はより一層、EVや電動車への世間の関心が高まっている。しかし、EVは特に価格面でまだ身近な存在とはいえない状況だ。
マツダのMX-30は、マイルドハイブリッド車が242万円からなのに対して、EVモデルは451万円からと、EVのほうが200万円程度高い。日産のEV、リーフの価格も332万円からと、エンジン車のハッチバックモデルと比べると、まだまだ高価だといえる。
そのEVの価格が高い理由として以前から注目されているのがバッテリー。リチウムイオン電池を使うデジタル製品やモバイルバッテリーのような商品が低価格を実現しているのに比べて、EVの価格はそれほど下がっていない印象だ。
今後バッテリーはもっと安くなり、EVも安くなるのか? モータージャーナリストの御堀直嗣氏は次のように考察する。
文/御堀直嗣
写真/NISSAN、TOYOTA、TESLA、VOLVO、JAGUAR、ベストカー編集部
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