スイフトスポーツは走ってよし!! イジってもよし!! 3段階メニューで出来るチューン方法を伝授

■竹メニュー LSD+スポーツ触媒+サス+エアロ

ガチガチ、バッキン!!という音がするLSDは過去の話。適切なセッティングとオイルを使えば、不快感はない。イニシャルトルク低めが一時期はもてはやされたが、むしろある程度イニシャルトルクをもたせた上で、常時なめらかに効かせる1.5WAYや2WAY式が人気
ガチガチ、バッキン!!という音がするLSDは過去の話。適切なセッティングとオイルを使えば、不快感はない。イニシャルトルク低めが一時期はもてはやされたが、むしろある程度イニシャルトルクをもたせた上で、常時なめらかに効かせる1.5WAYや2WAY式が人気

 スイフトスポーツ唯一の泣き所はオープンデフなこと。これだけのトルクがあるので、タイトコーナーでアクセルを踏めばイン側タイヤは空転の嵐。純正タイヤだとイン側タイヤのブロックがブンブン飛んでいってしまうので要注意だ。

 そこで機械式LSDの装着をオススメする。サーキットではもちろん、ワインディングでも安定感が増すし、高速道路の直進安定性も向上する。近年のLSDはバキバキとしたチャタリング音とは掛け離れたスムーズなものが普通で本体約10万円~。取り付け工賃で約5~6万円ほど。

ZC33Sはエキマニが存在せず、エンジン内部で排気が集合し、即触媒に接続される。この部分から社外品に交換すれば排気効率がよくなり、タービンの回り始めのレスポンスもよくなる
ZC33Sはエキマニが存在せず、エンジン内部で排気が集合し、即触媒に接続される。この部分から社外品に交換すれば排気効率がよくなり、タービンの回り始めのレスポンスもよくなる

 パワー系ではマフラーに加えてスポーツ触媒を導入すれば、さらにレスポンスが向上。こちらも数字上はそこまで変わらないが、アクセルに対する加速の爆発力が圧倒的にアップ!! 本当に楽しいクルマになる。

 ここまで来るとサスペンションも変えたいところ。純正サスは結構いいバランスだが、車高も下がるし、じつは社外サスの街乗りメインモデルのほうが乗り心地が良かったりもする。

純正サスは性能は十分だが、やや突き上げが気になる。バネレート低めの社外サスを選ぶとむしろ快適性アップにつながることも多い
純正サスは性能は十分だが、やや突き上げが気になる。バネレート低めの社外サスを選ぶとむしろ快適性アップにつながることも多い

 そして、手軽なスタリングアップパーツとしてはリアウイングがオススメ。穴あけ加工なしなど取り付けやすいものも多く、ハッチバックのリア周りのスタイリングを引き締めてくれる。純正エアロに追加するタイプのリップなども見た目の変化のわりにコストが抑えられ、高い人気を誇っている。

■松メニュー 社外タービン+インタークーラー+キャリパーキット

社外タービンはいずれも純正プラスアルファ程度の大きさで、ブーストの立ち上がりやレスポンスはほぼ変わらず、高回転の伸びはグンと増す。使い勝手が悪化しないのもいいところ
社外タービンはいずれも純正プラスアルファ程度の大きさで、ブーストの立ち上がりやレスポンスはほぼ変わらず、高回転の伸びはグンと増す。使い勝手が悪化しないのもいいところ

 さらに求めるならタービン交換である。ボルトオンターボが各社から発売されており約20万円。加えて取付工賃が必要だが夢の200psも狙える。

 スイフトスポーツ用タービンに関してはインターセプターポイントはほとんど変わらず、上の伸びがよくなるので、上はあるけど下はスカスカなんてことはない。せっかく、タービンを変えるならインタークーラーもセットにすればさらに効果はアップ。

 ここまで来るとブレーキが気になる。純正キャリパーも容量はあるのだが、片押しキャリパーが開いてしまいやすい。走り方にもよるがサーキット走行だと10回も走ればキャリパーが開いてきて、ペダルタッチが悪化する。

純正キャリパーの制動力は十分。だが、ハードブレーキを繰り返すと熱によって本体が変形してペダルタッチが悪化する。根本的に解決するには社外キャリパーへの交換が近道
純正キャリパーの制動力は十分。だが、ハードブレーキを繰り返すと熱によって本体が変形してペダルタッチが悪化する。根本的に解決するには社外キャリパーへの交換が近道

そこで早期にキャリパーキットを導入したほうがパッドの減りも抑えられ、むしろランニングコスト的には有利。最新車の場合、キャリパーキット導入に伴うABSの誤作動も懸念されるが、現在のところ、そういったトラブルはないようである。

【画像ギャラリー】乗って楽しいイジって楽しい、スイフトスポーツをチューニング!!

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