スカイアクティブX 異例の超速アップデート!! まだまだ発展の余地アリ!?


■マイルドハイブリッドの活用で巡航時のエンジン回転を下げよ

こちらは改良型の1.8Lクリーンディーゼルを搭載したマツダ3セダンのXDプロアクティブの4WDモデル

 そこで現状のパッケージングでスカイアクティブXの燃費をもっと向上させられないか、勝手にこちらで考えてみよう。まずはファイナルや変速比の見直しだ。

 6速ATで6速をオーバードライブ的に使うことにより、高速巡航時の回転数を落とすことはできるが、そうなると5速とのつながりは悪くなり、高速走行時の加速でキックダウン時にショックが大きくなったり、もたつく可能性が出てくる。

 しかしそこはマイルドハイブリッドをシフトアップ時のトルク不足に使うことで解決できないだろうか。

 マイルドハイブリッドのアシストをより強力に使って、あのスポーティな加速フィールを維持したまま、さらに各ギアの変速比の差であるステップ比を大きくして、全域でエンジン回転数を一定数落とすこともできるのではないか。

 そうでなければ、やはり8速ATを開発する、あるいは外部から調達してくることで搭載するしか手はなさそうだ。

 MAZDA2など軽量コンパクトな車体では6速ATでもまだ十分に戦えるが、マツダ3以上の車格は8速以上の多段ATを搭載して、燃費性能を高めなければせっかくのエンジンがもったいないとさえ思えるのだ。

 スカイアクティブXはスーパーリーンバーンの領域でも、理論上は今の1.5倍程度はトルクを引き出すことができると見込まれている。

 そうなればマイルドハイブリッド自体が不要になって、価格が下がるかもしれない。だが、まずはストイキSPCCIモードで高速巡航した時に、エンジン回転数を落とすことで、高速燃費を高めて全体を引き上げると共に、ユーザーに高速燃費の高さを実感してもらうことが大事ではないだろうか。

 同じことはスカイアクティブDについてもいえる。先日のアップデートで、エンジン特性が改善され、ピークパワーの向上だけでなく、加速フィールが大幅にスポーティになった。

 そもそもピークパワーなど数字上のものでしかなく、実際に重要なのはそこへ到達するまでのトルク特性なのだが、現在のスカイアクティブDは伸びやかな加速感で段違いにスポーティな走りを楽しめるものになっている。

 しかし、そもそもディーゼルを選ぶ層は、こうした加速フィールは優先度はそれほど高くないことが想像できる。

 エンジンの燃焼によって起こるビート感やトルクの盛り上がり、伸びやかな加速は魅力だが、それを訴えて響くユーザーにだけ買ってもらえばいいというのでは絶対数が少な過ぎる。駆動系に手を入れることが、マツダのエンジンの良さをより活かす手段となるハズだ。

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