ハイブリッドに不利な場面はあるのか? NAエンジンよりも不利な要素がこんなに多かった!


HVは荷室が狭くなったり、価格上昇分のもとを取るのに時間がかかる

シャトル ガソリン車の荷室容量はVDA方式で606L。一方、ハイブリッドの荷室は570Lと若干削られる

 セダンやSUVなどのハイブリッドでは、荷室容量が狭まりやすい。例えばクラウンのトランクスペース容量は、リアオートエアコン非装着車の場合、2Lターボは431Lを確保するが、3.5Lハイブリッドは378Lに減る。

 シャトルの5名乗車時のおける荷室容量も、NAエンジン車は606Lだが、ハイブリッドは570Lだ。ゴルフバッグや自転車など、大きな荷物の積載性を重視するユーザーは、ミニバン以外のカテゴリーでも荷室の違いに注意したい。

 ハイブリッドは駆動方式にも影響を与え、車種によっては4WDを成立させにくい。トヨタ車ではアクアやヴォクシー系3姉妹車のハイブリッド、日産はセレナやキックスのe-POWER、ホンダならオデッセイやステップワゴンのe:HEVには、4WDが設定されていない。2WDのみになる。

 ハイブリッドはNAエンジンに比べて価格も高い。ハイブリッドを比較的安く抑えたフィットやアクアなどのコンパクトカーでも、NAエンジンに比べて35万円以上高くなる。価格差が大きい上級車種になると50万円を超える。

 ハイブリッドには走りが滑らかで静かになるメリットもあるから、一概に損得勘定を判断できないが、走行距離が短いユーザーはハイブリッドの価格上昇分を燃料代の節約で取り戻すのは難しい。 大雑把にいえば、1年間の走行距離が1万5000kmを超えると、価格上昇分を燃料代の節約で取り戻しやすくなる。逆に1万km以下では、大半の車種でNAエンジンを選ぶほうがトクをする。

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