日産次期e-POWER、5車種全部わかったほか新車情報続々入荷!!

■次期型タントのデビューは2020年以降に先送りか

次期タントの予想CG。残念ながら今年デビューは難しそう
次期タントの予想CG。残念ながら今年デビューは難しそう

 ダイハツが今年末に予定していたタントのフルモデルチェンジは2020年以降と大幅に先送りする見通しとなっています。プラットフォーム、エンジン、足回り、駆動系、安全対策などを全面刷新し、次世代の軽自動車のトップブランドに相応しい世代交代をする方向で開発を進めていますが、そのための技術進展、材料確保などに手間取っているためのようです。

 室内の広大な居住空間を確保するため、ホンダのNシリーズのようにエンジンを傾けて前方に移動させることで広い室内空間を実現させ、フルフラットフロアとすることで多彩なシートアレンジと組み合わせ、使い勝手を大幅に向上させるプラットフォームを採用する見込みです。

 エンジンも新開発となり、エンジンブロックの軽量化、燃焼効率の改善などで同クラス最高レベルの低燃費と性能向上を図ります。合わせて1モーター&リチウムイオンバッテリーによるEV走行が可能なフルハイブリッド車を軽自動車で初めて実現させる方針です。

 安全デバイスも現行パッケージの「スマートアシストⅢ」を進化させて標準装備します。その内容は自動ブレーキの停止可能速度の引き上げ、検知機能の対象範囲の拡大などを目指しています。

 先送りする期間は現行モデルのマイナーチェンジ、装備内容を充実させた特別仕様車の設定などで商品力の維持を図ることにしています。

■2019年、ダイハツはベーシックコンパクトモデルのラインアップ強化でスズキを追撃

 ダイハツは来年から2020年にかけて、ベーシッククラスの次世代クロスオーバーSUVとミニバンを投入する予定で、それらの開発を進めているようです。

 新型SUVはトールのプラットフォームを流用。従来のラッシュ/ビーゴの後継モデルで、直線と曲面を融合させたキュートなボディデザインを採用します。パワートレインは1ℓターボでFF、4WDを用意し、トランスミッションは全車CVTの組み合わせとなります。スズキのクロスビーに対抗させます。

 新型ミニバンは新開発のプラットフォームを採用した3列シート6~7人乗りになり、パワーユニットは新型SUVと同タイプとなります。

 両モデルともダイハツブランドとトヨタにOEM供給するモデルの両方があります。ダイハツとしては小型車2車種を加えることで年間販売5万台体制の確立を目指すものと思われます。

■国内販売2位を確保するのはホンダ、スズキ、ダイハツ、それとも日産か?

 国内新車販売台数でトヨタに次ぐ2位争いが、今年は一段と熾烈になっていることが判明しました。

 1~4月累計販売台数(逆輸入モデルを含む)は2位がホンダで27万1480台(前年同期比1・5%増)、3位がスズキで25万6624台(前年同期比2・8%増)、4位が日産で24万2731台(前年同期比2・8%減)、5位がダイハツで23万6876台(前年同期比6・5%増)の順となっています。2位と5位の差は3万4604台と僅差であり、今後8カ月の動向次第で順位が入れ替わる可能性は充分にあります。

 また他系列店へのOEM供給車を含めた実質的な販売台数をメーカー単位で見ていくと、トヨタグループのダイハツが2位に浮上する図式にもなっています。こうしたことから今年はどのメーカーが2位を確保するのか、最終日まで判明しない事態になることも予想されます。

■この4月いっぱいでアベンシスの生産を打ち切り

トヨタ・アヴェンシス。現在はワゴンのみラインアップ
トヨタ・アヴェンシス。現在はワゴンのみラインアップ

 トヨタはこの4月末でミディアムステーションワゴン「アベンシス」の生産を打ち切りました。昨年10月にFJクルーザー、12月にアイシス、今年2月にクラウンマジェスタを相次いで生産終了しましたが、これらはいずれもトヨタ店の扱いになっています。

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