ランクルのリセールバリューが一番いいという都市伝説は本当なのか


■実は残価率の高い「プラド」

 続いては、ランドクルーザープラド。150系と呼ばれる現行モデルは2009年に登場。当初はガソリンエンジンのみだったが、2015年6月の一部改良で、約8年振りにディーゼルターボエンジンを搭載した。

写真はプラド初期型 最上級グレードの「TZ-G」。現行モデルは先代型にあったショートの3ドアは廃止され、5ドア車のみになった

 まず5年落ちの2016年式の査定価格と残価率を見てみると、ガソリン車の「TX Lパッケージ7人乗り」は約258万円で残価率は65.2%。ディーゼル車の「TX Lパッケージ7人乗り」が約278万円で残価率59.1%。そして最上級グレードのディーゼル車の「TZ-G」の査定価格は約297万円で残価率57.8%となり、パジェロ同様にディーゼル車よりガソリン車の残価率が高くなっている。

 さらにガソリン車のみだった2014年式の7年落ちの「TX Lパッケージ」の査定価格は約231万円で、残価率はなんと200系ランドクルーザーを超える約61.3%を記録しているのだ。

 これまでは200系のランドクルーザーの残価率が高かったのだが、新型の発表により年式の進んだモデルの査定価格が渋くなりはじめたのかもしれない。

■残価率含めてお買い得なのは?

 同じSUVのパジェロとランドクルーザーシリーズでリセールバリューを比較してみると、5年落ちまではパジェロもかなり高い残価率をキープしている。

 しかし7年落ちの残価率ではランドクルーザーシリーズとでは圧倒的な差がついてしまっている。7年落ちとなっても高い残価率をランドクルーザーシリーズはキープしていることは確認できた。

 しかし、今回の検証でこれまでの都市伝説が崩れたことがある。

 ランドクルーザーシリーズ全体のリセールバリューは今も高い。

 しかし、シリーズのなかでトップモデルのランドクルーザー200系のリセールバリューが最も高いと思われていたが、それは5年落ちまでは正しいのだが、7年落ちとなるとランドクルーザープラドのほうが高くなっているのだった。

 そして、ランドクルーザープラドでは、ディーゼル車よりガソリン車のほうが残価率は高くなっているということも調べてみてわかった。

 ディーゼル車の新車時価格はガソリン車よりも高いが、さまざまな免税措置があり、しかも燃料代が安い。しかし、その新車時価格差を燃料代で埋めるのは相当走らないと無理ということもあるので、グレード選びは悩ましいところだ。

2017年のマイチェンで外装が大幅に変更されたプラド。フロントマスクやリアコンビランプなどのデザインが変更され、先進安全装備が標準で装備されている

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