■純正部品の入手に苦労していますか?(欠品・製造廃止している部品など、ご存知でしたら教えてください)
ドアミラーの自動開閉部品が欠品しているので、手動でドアミラーを開閉しているところです。あまり壊れないので、どの純正品に欠品があるのか、よくわからないですね(笑)。
■愛車の主治医のどのようなお店ですか?(ディーラー or 専門店等)
プリウスやTANKを購入したトヨタディーラーにセリカのメンテナンスをお願いしています。法定1年点検だけでなく、6ヶ月点検もきっちり出します。整備保証が付く点も心強いですね。
これまでの整備記録が残っていますし「次回はここを交換しましょう」といった具合に、いたずらにお金が掛からないようユーザーのことを気に掛けてくれている点もありがたいです。
古いクルマなので整備も面倒かなぁと思うんですが、新車を2台購入してディーラーの売上げにも貢献していますから(笑)。
■これからも乗り続けるご予定ですか?
運転免許を返納するまで乗りたいです。セリカGT-FOURが人生初の愛車であり、アガリの1台となりそうです。私の地元に旧車が集まるスポットがあるのですが、セリカGT-FOURは新しい部類に入るんです。いつか、ここでお披露目したいです。
■未来のオーナーのために購入時のチェックポイントや愛車のウイークポイントを教えてください
●購入時
「ファーストインスピレーション」でビビッときたら“即買い”でいいと思います。まるでジャケ買いのような感覚ですね(笑)。それに、クルマは運転してナンボです。
眺めているだけでは“良いか・悪いか”はわかりませんから、運転してみていいなと思ったら思い切って手に入れてみてください。
●ウイークポイント
・後部座席は窮屈です。お世辞でも乗り心地がいいとはいえません
・公道で走行するスポーツカーとして完成されたクルマなので、改造不要なのがいいのか・悪いのか、社外品パーツも少ないです
・指定タイヤサイズが特殊なのでタイヤチョイスが限定的(215/50 16サイズ)。スタッドレスタイヤはどのタイヤメーカーも販売していない点も注意です
■あなたにとって愛車はどんな存在ですか?
「相棒」ですね。このクルマを通じて、あらゆる面で「成長」させてもらいましたから。
■取材後記
人生初の愛車を手放すことなく所有し、結果として「アガリのクルマ」となる。多くのクルマ好きにとってできるようで実はかなり実現が困難なことでもあります。
人生初の愛車をきっかけにクルマへの知識と理解を深めた石井さん。メーカーからラインオフした状態(つまりフルノーマル車)に込められた創り手の意思を知ることで、あえて「モディファイしたい」という自分のエゴを最小限に抑え、コンディション維持に重点を置いたようです。
実は路線バスの運転手を務めているという石井さん。その模範的なドライブは、プライベートでセリカ GT-FOURに乗っている時も変わらず、周囲の状況を素早く把握し、決して乱暴かつ無理な運転はしません。
その結果、26年前に作られたクルマとは思えないほど素晴らしいコンディションを保っているのかもしれません。
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