名車セリカGT-FOUR 通信教育で自動車整備を学び ともに歩んだ26年とは【Bestcar Classic オーナーズボイスVOL.6】

■純正部品の入手に苦労していますか?(欠品・製造廃止している部品など、ご存知でしたら教えてください)

 ドアミラーの自動開閉部品が欠品しているので、手動でドアミラーを開閉しているところです。あまり壊れないので、どの純正品に欠品があるのか、よくわからないですね(笑)。

室内もフルノーマルを維持。純正カセットデッキも健在
室内もフルノーマルを維持。純正カセットデッキも健在

■愛車の主治医のどのようなお店ですか?(ディーラー or 専門店等)

 プリウスやTANKを購入したトヨタディーラーにセリカのメンテナンスをお願いしています。法定1年点検だけでなく、6ヶ月点検もきっちり出します。整備保証が付く点も心強いですね。

 これまでの整備記録が残っていますし「次回はここを交換しましょう」といった具合に、いたずらにお金が掛からないようユーザーのことを気に掛けてくれている点もありがたいです。

 古いクルマなので整備も面倒かなぁと思うんですが、新車を2台購入してディーラーの売上げにも貢献していますから(笑)。

本来であれば痛みやすいはずの運転席のシートもご覧のとおり!
本来であれば痛みやすいはずの運転席のシートもご覧のとおり!

■これからも乗り続けるご予定ですか?

セリカGT-FOURオーナーの石井 勉さん
セリカGT-FOURオーナーの石井 勉さん

 運転免許を返納するまで乗りたいです。セリカGT-FOURが人生初の愛車であり、アガリの1台となりそうです。私の地元に旧車が集まるスポットがあるのですが、セリカGT-FOURは新しい部類に入るんです。いつか、ここでお披露目したいです。

■未来のオーナーのために購入時のチェックポイントや愛車のウイークポイントを教えてください


●購入時
「ファーストインスピレーション」でビビッときたら“即買い”でいいと思います。まるでジャケ買いのような感覚ですね(笑)。それに、クルマは運転してナンボです。

 眺めているだけでは“良いか・悪いか”はわかりませんから、運転してみていいなと思ったら思い切って手に入れてみてください。

「ファーストインスピレーション」でビビッときたら“即買い”でいいと語る石井さん
「ファーストインスピレーション」でビビッときたら“即買い”でいいと語る石井さん


●ウイークポイント
・後部座席は窮屈です。お世辞でも乗り心地がいいとはいえません
・公道で走行するスポーツカーとして完成されたクルマなので、改造不要なのがいいのか・悪いのか、社外品パーツも少ないです
・指定タイヤサイズが特殊なのでタイヤチョイスが限定的(215/50 16サイズ)。スタッドレスタイヤはどのタイヤメーカーも販売していない点も注意です

石井さん曰く、社外品のパーツが少ないというセリカGT-FOUR
石井さん曰く、社外品のパーツが少ないというセリカGT-FOUR

■あなたにとって愛車はどんな存在ですか?

 「相棒」ですね。このクルマを通じて、あらゆる面で「成長」させてもらいましたから。

現役の路線バスの運転手でもある石井さん。セリカ GT-FOURを運転するときも丁寧
現役の路線バスの運転手でもある石井さん。セリカ GT-FOURを運転するときも丁寧

■取材後記

 人生初の愛車を手放すことなく所有し、結果として「アガリのクルマ」となる。多くのクルマ好きにとってできるようで実はかなり実現が困難なことでもあります。

 人生初の愛車をきっかけにクルマへの知識と理解を深めた石井さん。メーカーからラインオフした状態(つまりフルノーマル車)に込められた創り手の意思を知ることで、あえて「モディファイしたい」という自分のエゴを最小限に抑え、コンディション維持に重点を置いたようです。

 実は路線バスの運転手を務めているという石井さん。その模範的なドライブは、プライベートでセリカ GT-FOURに乗っている時も変わらず、周囲の状況を素早く把握し、決して乱暴かつ無理な運転はしません。

 その結果、26年前に作られたクルマとは思えないほど素晴らしいコンディションを保っているのかもしれません。

当時活躍したセリカGT-FOURのミニカー
当時活躍したセリカGT-FOURのミニカー

【画像ギャラリー】オーナーの価値観を変えた愛車、セリカ GT-FOURを画像でチェック!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!