日本と大違い! 無骨だけどカッコいいアメリカのゴミ収集車大集合

■アメリカのゴミ収集装置メーカーとシャシーメーカー

ヘイル/セミトレーラ型サイドローダー。ヘイル社のセミトレーラ型サイドローダー「STARRシステム」。大容量でありながら大型(単車)よりも約40%ほど小回りが効き、中継車への移し替え不要なセミトレーラ型とすることで住宅地でも効率的な収集作業が可能だ
ヘイル/セミトレーラ型サイドローダー。ヘイル社のセミトレーラ型サイドローダー「STARRシステム」。大容量でありながら大型(単車)よりも約40%ほど小回りが効き、中継車への移し替え不要なセミトレーラ型とすることで住宅地でも効率的な収集作業が可能だ

 ゴミ収集装置メーカーは100年以上の歴史を誇るヘイルをはじめ、オシコシ・グループ傘下のマクネイラス、ナビスター傘下のE-Zパック、ウェイン、ラーブリー、ロードマスター、ニューウェイなど10社も存在する。

マクネイラス/フロントローダー。マクネイラス社の最新型フロントローダー「メリディアン」。最大14tものリフティング能力と、CAN制御システム、故障診断装置を搭載する。フロントローダーは、運転席内の電子制御ジョイスティックで1人で簡単に操縦することができる
マクネイラス/フロントローダー。マクネイラス社の最新型フロントローダー「メリディアン」。最大14tものリフティング能力と、CAN制御システム、故障診断装置を搭載する。フロントローダーは、運転席内の電子制御ジョイスティックで1人で簡単に操縦することができる

 架装ベース車は、クラス8の大型車では、視点が低くて乗降のしやすいローキャブ車が設定されており、ピータービルトやマックのトラックメーカーのほか、オートカーやクレーンキャリア・カンパニーといった特装シャシー専業メーカーもある。

 中型はクラス7、小型はクラス5〜6のトラックシャシーがベースとなっている。

マック/ローキャブ。アメリカのトラックメーカー、マック社のクラス8のローキャブ車「LR」。マックのローキャブモデルはこのLRと「テラプロ」の2種類用意されている
マック/ローキャブ。アメリカのトラックメーカー、マック社のクラス8のローキャブ車「LR」。マックのローキャブモデルはこのLRと「テラプロ」の2種類用意されている

 アメリカントラックというとコンベンショナルトラック(ボンネットのあるトラック)のイメージが強いが、取り回しの良さ、あるいはフロントローダーなどでは架装性などの点からキャブオーバー型が多いのも特徴だ。

オートカー/ACXエクスペティター。こちらは特装トラック専業メーカー、オートカー社製のクラス8のローキャブモデル「ACX」
オートカー/ACXエクスペティター。こちらは特装トラック専業メーカー、オートカー社製のクラス8のローキャブモデル「ACX」

 そんなアメリカのゴミ収集車も、時代の流れには逆らえず、マックLRエレクトリック・サイドローダーなど最近では電動車両も登場している。さすがにクラス8でのBEVはキツいと思うが、無骨でカッコよく、なおかつスマートなゴミ収集車もぜひ見てみたいと思う。

【画像ギャラリー】フロントローダー式、サイドローダー式、リアローダー式……無骨でクールなアメリカのゴミ収集車の世界

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