ミドシップスポーツAW11型MR2ひと筋27年! 女性オーナーの想いとは【Bestcar Classic オーナーズボイスVOL.7】

■愛車との濃いエピソードについて聞かせてください

たってぃさんのMR2のコクピット。サーキット走行に備えた身支度が満載。また、AW11が現役時代のトレンドだった、クラスタースイッチが懐かしい
たってぃさんのMR2のコクピット。サーキット走行に備えた身支度が満載。また、AW11が現役時代のトレンドだった、クラスタースイッチが懐かしい


●運転免許を取得する年齢になってもMR2への想いは変わらず、ついに購入!

 運転免許を取得してから、少しずつ周囲の友人たちがクルマを買いはじめたんです。当時の彼氏のクルマを持っていたし、周囲のS13型シルビアやR32型スカイラインなど、それなりのパワーがあるスポーツ系のモデルが多かったですね。

 いろいろなクルマに乗せていただいてもMR2が欲しいという気持ちは揺らぎませんでした。むしろMR2の良さを再確認する結果になっていました(笑)。

 そして、いよいよ自分のMR2を買う決断をしたわけですが、当時はインターネットがそれほど普及していなくて、雑誌や当時の彼氏が見つけてきてくれた情報を頼りに売り物を見に連れて行ってもらいました。こうして巡り逢えたのが現在の愛車です。

 限定モデルであるSUPER EDITIONであること、希望のボディカラーだったブルーマイカであることが決め手となりました。限定モデルという響きに弱くて(笑)。現在の仕様は限定モデルの装備品をほとんど取り払ってしまったんですけれどね。

●幹線道路の追い越し車線でストップ! 遠方のミーティングに行く際にもトラブル……

 購入後、3〜4年間は本当に故障が多かったです。幹線道路の追い越し車線を走行中にMR2が停止してしまい、ダンプカーにクラクションを鳴らされまくりながら2車線をまたぎ、近くにあったauショップまで一人でMR2を押したこともありました。

 今でも忘れられないエピソードとして、MR2オーナー向けに開催されたミーティング(自宅から遠方で開催)に参加した時、ミッションオイルがダダ漏れだった時のことですね。原因はドライブシャフトのボルトが外れて、ミッションのタンクを傷つけてしまったようなのです。

 急遽、ミーティング会場から知人にトヨタレンタカーまで連れて行ってもらい、そのままMR2を積車に載せて主治医のところまで運転していきました(積車は自宅近くのトヨタレンタカーで乗り捨て)。

 それから約1ヵ月後に引き取るまで、週末になると自宅から3時間近くかかる主治医のところまでMR2の様子を観に行きました。

■愛車に対するこだわりとは?

サーキット走行中も笑顔のたってぃさん。楽しそう!
サーキット走行中も笑顔のたってぃさん。楽しそう!

 こだわりといえるものではないかもしれませんが「自分にとって乗りやすく、楽しんで乗れるということ」です。

■大まかな年間維持費(自動車税、オイル関係、ガソリン代などを含めた概算)

普段は大切に保管しているけれど、サーキットでは雨天時の走行も厭わないたってぃさん。普段からのメンテナンスが行き届いているからこそできる事だ
普段は大切に保管しているけれど、サーキットでは雨天時の走行も厭わないたってぃさん。普段からのメンテナンスが行き届いているからこそできる事だ

 大きなトラブルがなければ年間40万〜50万円くらいです。今年はエアコンを修理しようと思っているので、この金額を上回るかもしれないです。

 エアコンがないと誰も乗ってくれないんです…。「大丈夫だよ」っていって私のMR2に乗った子が熱中症になりましたし(苦笑)。

■これまでの主な故障箇所を教えてください

レカロ製フルバケットシートとロールケージが組み込まれた室内
レカロ製フルバケットシートとロールケージが組み込まれた室内

 ひととおり何かしらの故障がありましたよ(笑)。ちょっとした故障だと「あぁ…(またか)」と思うようになりました。そのため、故障を故障だと思わなくなっている気がします。

 Tバールーフのところから雨漏りするんです。もともとTバールーフ仕様が希望だったのでそれは仕方ないと思っています。

 サーキット走行をしているので、雨漏り対策の一環としてロールケージや、ボンネットやエンジンルームにタワーバーを組み込んでいます。

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