『ワイルド・スピード』シリーズは多くのファンを持つカーアクション映画だが、2021年8月6日より最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が公開される。
待望の最新作公開直前にこの映画の魅力をお伝えするとともに、ジャスティン・リン監督と出演するWWEスーパースターのジョン・シナのインタビューをお届けしよう!
文/渡辺麻紀、写真/ユニバーサルスタジオ
【画像ギャラリー】走るか死ぬか!! シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』いよいよ公開!!
■3作目から6作目までメガホンをとったジャスティン・リンが監督に復帰
車好きとアクション映画ファンに支えられ、9作目を迎えた『ワイルド・スピード』シリーズ。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(8月6日全国公開)と命名された本作は、さまざまな意味でサプライズの多い作品になっている。
今回は、そんな映画を支えた監督ジャスティン・リンと、シリーズ初出演、主人公ドミニク(ヴィン・ディーゼル)の実弟ジェイコブを演じた、人気プロレスラーにして俳優でもあるジョン・シナの声を交えて、その魅力をご紹介したい。
ジャスティン・リンは、3作目から6作目までのメガホンを取り、シリーズの人気を確固たるものにした『ワイスピ』には欠かせないキーパーソン。7作目、8作目をほかの監督に任せ、久々に古巣に帰って来たことになる。
「いいアイデアが浮かんだから、すぐにヴィン(・ディーゼル)やスタジオに連絡したんだ。みんな、それをとても気に入ってくれたので、こうやって再びメガホンを取ることが出来た」。
そう語るリンの「いいアイデア」が、今回のサプライズのひとつ、ドミニクには、若い頃にケンカ別れした実弟ジェイコブがいたという設定。これによって物語は過去と現在を行き来することになる。
「そういうストーリーにしたのは、シリーズが誕生して丁度20年になるからだ。僕はその記念に、みんなに集まって欲しかったんだよ」
■Justice is Coming !! スナック菓子と共にあの男も復活!! そして彼の存在も……
そのなかでサプライズとなるのは『6』で死んだことになっていたハン(サン・カン)の登場。実はワケあって東京に身を潜め、ワケあって今回、みんなの前に現れる。
もうひとつ、大きなサプライズは、記念すべき1作目の車、トヨタスープラの再登場(今回は2020年型GR)。スープラと言えば、もうひとりの主人公、ドミニクの相棒だったブライアンがチューンナップして愛車にしていた車だ。
「シリーズにとってスープラはやはり特別な意味がある。このフランチャイズのなかでブライアンともっとも強い繋がりがある車だから」(リン)
ご存じのように、ブライアンを演じたポール・ウォーカーは交通事故で亡くなったため、シリーズのなかでは『6』の最後、家族との平和な暮らしを選び、チームから外れるという設定になっていた。
もちろん、ブライアンはもう登場できないが、奥さんのミア(ドミニクの妹)ことジョーダナ・ブリュースターも今回、サプライズ出演し、ブライアンを連想させるキャラクターやエピソード、車が登場して、“20周年”のアニバーサリー感が伝わって来る。
とりわけ、シリーズお馴染みのラスト、“ファミリー”が集まって会食するシーンは、みんなのブライアンに対する愛情がさりげなく表現されていて、彼のファンは目頭が熱くなるかもしれない。
コメント
コメントの使い方