■OEMの力
このように装備と価格で考えると、タントがちょっと不利な理由が見えてきます。
タントがそうした様相でダイハツは大丈夫か? と思う方もいるかも知れませんがダイハツはトヨタとスバルにも軽自動車をOEM供給しています。
2020年度の軽乗用車の販売台数をもとに計算するとダイハツ、トヨタ、スバルの合計台数は43万7460台(トヨタ製C+PODの24台を含む)、同様にマツダにOEM供給しているスズキは合計で44万7748台とともに40万台超え、ホンダはOEM供給先がなく単独となり27万5113台です。
こうしてみるとダイハツやスズキはやっぱり軽自動車をしっかり作っていることがわかると思います。
ダイハツやスズキは新旧プラットフォームを上手に使って幅広く車種を作り全体ボリュームで稼ぐ、ホンダはプラットフォームを統一し(S660は2022年に生産終了が決まっている)効率よくクルマを作るという、軽自動車ビジネスに対するアプローチの違いが見えてきます。
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