■国沢光宏が選ぶもう一度乗りたい!90’sスポーツTOP3
R32GT-RやNSXは当たり前すぎるから、あえて外した。誰に聞いても、真っ先に挙がるクルマでしょう。NSXは当時、新車で買って乗ったくらいだから、そりゃあ、思い出深いです。
R32はGT-Rは言うまでもないけれど、2LターボのGTS-tタイプMがよかったね。ちょうどいい扱いやすさで、思い切り運転を楽しめた。
コンパクトなFRクーペという意味ではS13シルビアもいい。楽しいクルマだったよね。180SXも中身は同じだけど、顔とリフトバックのテールが嫌い。ノッチバッククーペのシルビアがいい。
あとは、1995年に登場したインテグラタイプRも今また乗りたい1990年代のクルマ。1.8LのNAエンジンを7000rpm以上回して200馬力を引き出す。
あんなエンジンを積んだクルマは今後は出てこないでしょう! あれを200万円台で普通に買うことができたのは、今考えると凄いこと。
■竹平素信が選ぶもう一度乗りたい! 90’sスポーツTOP3
GT-Rは言うまでもないのだが、強烈な印象として思い出されるのはGTOだな。大きな車体のくせにコックピットは狭いし天井が低い。テストでヘルメット被ると頭がつかえてしまった。でも、とにかくドカン! と炸裂するトルクが強烈で、豪快な加速がすごかった。
対照的にシャープで繊細なハンドリングがしびれたのがRX-7。独特のロータリーサウンドも懐かしい。いかにもスポーツカーといったカリスマ性があったな。
A80型スープラは今大人気で、テイクスのお客さんにも乗っている人がいる。3Lツインターボが強烈だったな。
■実際買うならここに注意! 90’sスポーツカタログ&バイヤーズガイド
魅力たっぷりの90’sスポーツたちだが、古いものでは30年、新しめでも生産から20年以上が経過している。
比較的クルマ好きが大切に乗ってきた個体が多いとはいえ、スポーツモデルの宿命、ハードな走りを繰り返し、それなりにヤレた個体も少なくないし、エンジンや足回りに手を入れられたチューニングカーも多くなる。
初年度登録から時間が経過し、90’sスポーツを今改めて手に入れるなら、「何年式か?」よりもコンディションのよし悪しがチョイスの決定ポイントとなってくる。おおよその価格相場と選ぶ際の見極めポイントを知っておこう!
■日産 スカイラインGT-R(R32型・1989-1994年)
1989年5月、スカイラインシリーズのモデルチェンジに際してGT-Rの登場も併せて発表された。発売開始は同年8月。グループAレース出場を前提とした2.6L直6ツインターボは280ps/36.0kgmを発揮。
1993年2月、ブレンボブレーキを装着した「Vスペック」を追加。タイヤサイズは225/50R17。1994年2月にタイヤサイズを245/45R17に変更した「VスペックII」へと進化。
●中古車相場:450万~650万円
●タマ数:減少中……流通量は減少中。年式による仕様の差は少ないので、コンディションを最重視して選びたい。価格は最低でも450万円程度からで、一般的には650万円前後。ノーマルのバリモンだと1500万円超も珍しくない
■日産 スカイラインGT-R(R33型・1995-1998年)
1995年デビュー。R32型に対し全長が130mm、ホイールベースが105mm延長された。エンジンはRB26DETTを引き続き搭載。最大トルクは1.5kgm引き上げられた。
VスペックはアクティブLSDを採用し、これと統合制御されるアテーサE-TS PROを採用し、より高いトラクション性能を発揮。1997年にはスカイライン40周年を記念して4ドアボディのGT-Rが限定販売された。
●中古車相場:600万~800万円
●タマ数:減少中……R34GT-Rが超高騰している今、GT-Rを純粋に楽しみたいならR33は狙い目。それでも600万円以上は覚悟。アクティブLSDを採用するVスペックではなく標準仕様でいい。4ドアは希少で流通量は極めて少ない
■三菱 GTOツインターボ(1990-2001年)
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