2020年に登場し、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れ続けているトヨタの「ヤリスクロス」。2021年6月の月販台数は6530台、今年累計では5万5000台以上を売り上げた。ライズとともに、コンパクトSUV市場を牽引するモデルである。
販売好調のヤリスクロスは、人気だけでなく、クルマの完成度も高い。だからこそ、ヤリスクロスを購入する際に、気にしておきたいポイントがある。
本稿では、元トヨタディーラー営業マンの筆者が、ユーザーの生の声から考える、ヤリスクロス購入時のポイントを解説していく。
文/佐々木亘
写真/TOYOTA、池之平昌信
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ヤリスクロスは買っても乗っても経済的!
人気の高さが、クルマの完成度の高さを裏付けているヤリスクロス。その長所を挙げていけば、枚挙にいとまがない。特に車体の「軽さ」から生み出される「経済性の高さ」は、ヤリスクロスの大きな魅力だ。
車体の軽さは、クルマの運動性能を高め、燃費も向上させる。ヤリスクロスと日産のキックスやホンダのヴェゼルと比較すると、ヤリスクロスは150kg程度、車両重量が軽い。
実際に運転してみると、直列3気筒1.5Lエンジンの軽快さが、軽い車体と相まって、まるでコンパクトハッチバックを運転しているような、切れ味鋭い動きが楽しめる。
さらに、燃費性能はピカイチだ。ハイブリッド車は、WLTCモード燃費30.8km/Lと、大きな注目を集めるが、ダイナミックフォースエンジンを搭載したガソリン車も、20.2km/Lと、高い数値である。
車両本体価格は、最上級グレードの「Z」(2WD)で258万4000円だ。こちらも、キックスやヴェゼルと比べると、20万円ほど安い。ヤリスクロスは、購入時から、カーライフを楽しんでいる最中まで、経済的メリットを大きく感じられるクルマなのだ。
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