オデッセイ復活の可能性あり? 2022年USオデッセイ発売の可能性と実力

オデッセイ復活の可能性あり? 2022年USオデッセイ発売の可能性と実力

 レジェンド、クラリティ、オデッセイ、S660、NSXと、一時代を築いてきたクルマたちの生産終了が続々と報じられている、ホンダ。ファンならずとも心配になってしまうホンダの今後だが、なんと「北米のオデッセイを日本に導入する可能性がある」との情報が飛び込んできた。

 そこで、北米オデッセイについてご紹介するとともに、本当に日本に導入されるのか、もし導入されたとして、国内オデッセイの屈辱を晴らすことはできるのか、考察していこう。

文:吉川賢一
写真:HONDA

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海外で評価が高いラージサイズミニバン

 ご存じの方も多いかもしれないが、ホンダは北米で大人気の自動車メーカーだ。

 アコードやシビックといったミドルクラスセダンや、大人気車種のCR-V、パスポートやパイロットといった大型SUV、そしてリッヂラインのようなピックアップトラックなど、どれも売れ行きは好調。その北米市場で、ホンダがラージサイズミニバンとして販売しているのが、「北米オデッセイ」だ。

余裕のボディサイズを誇る北米オデッセイ。北米での信頼度も高い

 「オデッセイ」とはいっても、国内のオデッセイとは別物。7~8人乗りというスペックは同じだが、北米オデッセイは、日本ではかつて「ラグレイト」という名で売られていたラージサイズミニバンの後継車だ。

 ボディサイズも全然違い、北米オデッセイが5160×1993×1767(全長×全幅×全高)mm、ホイールベース3000mmというサイズであるのに対して、国内オデッセイは4855×1820×1695mm、ホイールベース2900mmと、北米オデッセイのなかに国内オデッセイがすっぽりと中に入ってしまうほどの大きさだ。回転半径も約6メートルとやや大き目だ。

 この北米オデッセイはすこぶる評判がいいモデルで、ケリーブルーブック(米国の有力自動車総合サイト)の2020年ベストバイミニバン賞や、US NEWS & WORLD REPORTの2020年ベストファミリーミニバンを受賞するなど、外部評価も非常に高い。

V6エンジンのフィーリングを味わえるミニバンだが、やはり燃費もそれなり

 北米オデッセイのパワートレインは、排気量3.5リッターのV6エンジンと10速ATの組み合わせ一本だ。最高出力280ps/6000rpm、最大トルク355Nm/4700rpmと、10年ほど昔の官能的なV6フィーリングのエンジンを採用している。

 ちなみに燃費は19/28/22mpg(シティ/ハイウェイ/複合)で、キロメートル毎リッター単位に直すと、9.4 km/L(複合)となる。V6エンジンとしてはまずまずだが、決して良いとは言えない。

 車両価格は32,290ドル~48,020ドル(日本円で355~529万円)ほどだが、ベースグレードであってもホンダセンシングが標準搭載となる点は素晴らしい。

広くてゆったりとした北米オデッセイのインテリア

マイチェンで力強いフェイスとなったばかりの国内オデッセイ

 国内オデッセイについても振り返っておこう。国内オデッセイは、2.0リッターガソリン+2モーターハイブリッドのe:HEVと、2.4リッターガソリンエンジンを備えた7~8人乗りの3列シートミニバンで、FFもしくは4WD(2.4リッターのみ)となる。

 WLTC燃費はe:HEVは20.2km/h(e:HEV ABSOLUTE 7人乗)、2.4Lガソリンは12.8km/h(ABSOLUTE FF 7人乗)だ。

2020年11月のマイナーチェンジされた国内オデッセイ。ホンダ開発担当者によると、オデッセイがもともと持っていた「素の良さ」を再認識していただきたい、というのがポイントという

 2020年11月のマイナーチェンジで、フード前端のプレスラインを持ち上げ、フロントフェンダーも変更されたことで力強いフェイスとなったのは、記憶に新しいところだ。

 ヘッドライト周りやブラック基調のグリルは、同社のインサイトやステップワゴンに似た雰囲気があり、某社の大人気大型ミニバンとは違い、すっきりとした清潔感のある印象だ。

 価格は、e:HEVが419万8000~458万0000円、2.4Lガソリンは349万5000円~392万9400円だ。

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