買い得感抜群 カローラスポーツ購入ガイド ライバル、値引き

■グレード別装備

ガソリンのAT車は10速マニュアルモード付CVT、MT車はブリッピング機能付i-MTを採用。走りの楽しさを味わえる
ガソリンのAT車は10速マニュアルモード付CVT、MT車はブリッピング機能付i-MTを採用。走りの楽しさを味わえる

 カローラスポーツは全車にACCが標準装備されます。CVTモデルの場合は全車速追従機能付のもの、つまり一般的なACCと同様です。MTモデルのACCは30km/h以上で作動し、クラッチを切ってシフトアップ&シフトダウンしてもACCは作動し続けます。これはMTで楽しく走りたいという気持ちと、高速道路でイージードライブをしたいという気持ちを両立できるのでとてもいい機構といえます。

 またカローラスポーツのMTはシフトチェンジ時にエンジン回転を合わせてくれるので、ショックのないシフトチェンジが可能。発進時もエンジンのトルクが足りなければそれを補うように制御してくれるというすぐれものです。

 カローラスポーツはCVTモデルにレーントレーシングアシスト(LTA)、MTモデルにステアリング制御機能付レーンデパーチャーアラート(LDA)が装備されています。LTAやLDAは車線からはみ出さないようにステアリングをアシストコントロールしてくれる装備です。つまりクルマ側が自動的にステアリングを切ってくれるわけですが、G・Zの225/40R18タイヤとG・Xの195/65R15タイヤでは、当然切る量が違うはずです。

 つまり、LTAを作動させて高速道路を快適に移動したいと思っている方は、標準と異なるタイヤサイズに交換するのはやめたほうがいいのです。ですので扁平率が低く(つまりタイヤが薄く)、幅が広いタイヤが付いたモデルが欲しい人は最初からG・Zグレードを選んだほうがいいのです。

 ただしタイヤは内径(つまりインチ)が大きくなれば大きくなるほど価格も高くなります。国産タイヤの同一グレードで価格を調べてみる(プレミアムコンフォート系でのみ同一ブランドで3サイズがあったので、プレミアムコンフォート系で比較しました)と、G・Zの225/40R18サイズは約2万8000円、Gの205/55R16サイズは約1万5000円、G・Xの195/65R15タイヤは約1万1000円でした。つまりG・ZとG・Xの価格差は1万7000円で、これが4本なので6万8000円にもなります。

 スタッドレスタイヤが必要な方は、同サイズを選ぶことになるのでやはりタイヤの内径が大きく、幅が広いものはコストが掛かります。スタイリングや限界性能だけで選ばず、ランニングコストも考えたグレード選びはとても大切ですので、タイヤサイズも熟慮してグレード選択をしましょう。

最上級グレードのG・Zに装備されるバイビームLEDヘッドランプ
最上級グレードのG・Zに装備されるバイビームLEDヘッドランプ

 ヘッドライトはG・Zがバイ・ビームLED、GとG・Xが3灯式LEDとなります。バイビームLEDは、1つのプロジェクター式LEDでハイビームとロービームを切り替えることが可能な方式です。このため、ヘッドライトのデザインがバイ・ビームと3灯式では異なります。バイ・ビームLEDはオプションでは用意されていないので、プロジェクター式ヘッドライトの顔付きが欲しい方はG・Zを選ぶ以外にありません。

■お薦めグレードと値引き相場

最上級モデルのハイブリッドG・Z。225/40R18タイヤ+専用アルミホイールやバイビームLEDヘッドランプなどのエクステリア装備はスタイル重視のユーザーにお薦め。価格は284万1000円
最上級モデルのハイブリッドG・Z。225/40R18タイヤ+専用アルミホイールやバイビームLEDヘッドランプなどのエクステリア装備はスタイル重視のユーザーにお薦め。価格は284万1000円

 カローラスポーツのグレード選びはかなり難しいものといえます。

 前述のようにバイ・ビームLEDヘッドランプの顔付きがどうしても欲しいとなると、G・Zを選ぶことになります。

 また、「G・Zは高すぎるけどアルミホイールは欲しい」となるとGしか選択肢はありません。そして、とにかくコスパで選びたいならG・Xとなるでしょう。G・Xを選ぶときはオプションの革巻きステアリングをつけることをおすすめします。ハイブリッドと1.2ガソリンのMTモデルは2万8600円、1.2ガソリンのCVTは3万9600円となりますが、手に触れる部分はいい素材のものを選ぶことをおすすめします。

 カローラスポーツの値引きはかなり渋いとの情報です。とくに1.2リットルガソリンモデルは、ライバルが不在という点もあり渋い傾向にあります。現在は車両本体から20万円程度が引き出せればまずまずといった見方となっています。

 競合車なるのは、マツダ3、VWゴルフ、インプレッサスポーツといったところです。とはいえ、ガッツリ競合にはならずそれぞれ魅力である部分が微妙に異なります。現在、トヨタは同一地域で異なる販売会社がディーラーを展開している場合があります。そしてトヨタは全てのディーラーで全車種を扱うようになったので、トヨタディーラー同士で競合させるという手段も存在するので、上手に交渉しながら価格を調整していくといいでしょう。

カローラスポーツ グレードと価格
カローラスポーツ グレードと価格

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