職人社長が創った『木製スーパーカー・真庭』に世界が注目する理由とは?

職人社長が創った『木製スーパーカー・真庭』に世界が注目する理由とは?

 岡山の職人気質な社長は「私ね、木で創れんものはないと思っとるんです」と笑った。2007年に発表され、各方面のメディアで話題を呼んだ木製スーパーカー、「真庭(まにわ)」をご存じだろうか。

 175cc、3シーター、道路運送車両法では「側車付二輪自動車」(サイドカーやトライク)と同じ扱いになるこの車両は、一見してわかる木製のボディとその異様なまでの存在感によって、合法である公道走行の際にも数々の伝説を生み出してしまった。

 日本国内での公共放送や共同通信をはじめ、海外メディアからはイギリス、フランス、ポルトガル、ブラジル、そして韓国ドラマにまで登場したというこの珍車。クルマメディアという目線から、製作者である佐田時信氏の人物像とともにこのマシンを掘り下げてみることにしたい。

本文/西尾タクト
写真/佐田建美

【画像ギャラリー】公道最速「伝統工芸品」伝説がコレだ! ・・・え、作ったのは「真庭」だけじゃない!?


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