■見れたらラッキー、西武の車両がJR線へ。飛び地路線の検査で大移動
西武多摩川線は、中央線の武蔵境駅から、是政駅を結ぶ8.0kmの短い路線だ。西武多摩川線には、大規模な検査を行う施設は無いため、検査が必要な車両と、検査を終えた車両との交換が定期的に行われている。
しかし、同線は西武鉄道の本線と直接接している路線はないため、中央線武蔵境駅の連絡線からJR武蔵野線と西武池袋線との連絡線がある新秋津駅まで、おおよそ3ヶ月に1回のペースで、甲種輸送を実施。武蔵境〜八王子〜新座貨物ターミナル〜新秋津で運行している。
西武鉄道の車両にはJRの保安装置を取り付けていないため、JR線内では貨物用の電気機関車が牽引。新秋津駅で西武鉄道に受け渡す。西武鉄道の全車電動車の新101系が1両在籍していて、列車の輸送時に牽引役を勤めている。
現在、西武多摩川線には、復刻カラーや近江電鉄、伊豆箱根鉄道とのコラボしたカラーリングの車両もあり、もし通常の運転では入ることのない八王子駅や立川駅で日中に見ることができたらラッキーだ。
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