【番外コラム】宿題を克服して見事ヒットした日本車たち
顔を変えて一躍ヒットモデルになったといえば2代目ウイングロード。宿題克服といえる。同じく不人気といわれるS14シルビアも後期は人気で、前期オーナーで後期の顔に変える人が続出したほど。あるいは9代目クラウンも丸っこい前期が不評で、後期では前後のデザインを大幅に変えてスクエアにしたところ販売が劇的に改善した。
モデルチェンジでガラリと変わって成功した例ではキューブ。素っ気ない初代もそれなりに売れたが、パイクカーのような2代目は大ヒット。また、影が薄いままフェイドアウトした感があったRAV4は、現行RAV4のクロカン風スタイルで見事に日本でも復活!
途中のテコ入れで成功した例としては、現行スペーシアがスペーシアギアを追加したところ約2割も売れゆきが伸びた。パワートレーンでの成功例は先代ノート。e-POWERを追加搭載し、“ひと踏み惚れ”する人が続出したのも記憶に新しい。さらにCX-3。最初は割高なディーゼルのみでやや販売苦戦したところ、価格の安いガソリンを追加して販売を伸ばしている。
(TEXT/岡本幸一郎)
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