「猫バンバン」は効果的なのか? エンジンルームに猫がいたらどうする?? 

対策は「猫バンバン」と「超音波発生器」

日産が作成した「#猫バンバン」ロゴ
日産が作成した「#猫バンバン」ロゴ

 エンジンルームへの猫のはいり込み対策として、もっとも手軽なのが、通称「猫バンバン」。クルマに乗り込む前に、ボンネットを軽く「トントン」と叩くことです。こちらもやはり、強く叩きすぎるのは逆効果。日産自動車は、2015年から公式Twitterで「#猫バンバン」を発信、猫も人も安心して過ごせる社会を目指し、オリジナルロゴデータを無償配布するなどして、普及に努めています。

 この「猫バンバン」は、猫に「居心地が悪く、嫌な場所」として猫に認識してもらう、という効果もあります。猫は気に入った場所には何度も戻ってくる習性があるため、いちど「お気に入り」認定されてしまうと、ちょっと困ったことにも。駐車場や近所で猫をよく見かける、という方は、ぜひクルマに乗り込む前のルーティーンとして取り入れてください。

 また、近年注目されている猫の侵入対策が、超音波発生器の設置。人間が14k~20kヘルツ(Hz)程度の音までしか聞き取れないのに対して、猫は100kヘルツ程度の周波数まで聞こえます。つまり、20k~100kヘルツの音は、人間が聞きとれず、猫は聞き取ることができます。その周波数の音(超音波)を大きな音で流すことで、嫌がって近づかないようにするのが、超音波発生器です。

 ただし機種によっては、耳がいい人には、いわゆる「モスキート音」が聞こえてしまう、ということもあるので注意が必要。少し値段が高め(10,000円程度)の機種であれば、高い周波数帯の音を発生させることができます。

逃げ道をつくってあげよう

 他にも、ドアを強めに閉めることや、木さく液、コーヒーの出がらしなどを、車の周りにまいておく、という方法もありますが、匂いで対策する場合は、一時期来なくなっても、その匂いがなくなるとまたやってくる、いうこともありますので注意が必要です。また、エンジンをかける前に「ワイパーを回す」というのも有効。ワイパーのモーター音に驚いて、クルマ下から脱出してくれるそうです。

 はいり込んでしまった猫を救出する場合、逃げ道をつくってあげることも重要。上から音や衝撃で追い詰めて、下へ逃がしてあげるのが、簡単で有効といえるでしょう。

 猫のはいり込みに気づかずにエンジンを始動させてしまい、「何かを巻き込んだような音や、何かが燃えるような臭いが…」となってから気づく方もいるそう。そんなことにならないよう、クルマ付近で野良猫を見かけるようでしたら、トイレのドアをノックするように、「トントン(誰かいますか? )」と、問いかけてから、エンジンを始動させましょう。

【画像ギャラリー】「#猫バンバン プロジェクト」を開始した2016年に発表された日産車をみる(18枚)画像ギャラリー

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